概要
両方狂人! シリアルキラーと元傭兵による命懸けの鬼ごっこ勃発!
高校時代にあまりに広大な宇宙の構造を聞いた滝野は、神が存在していないことを知る。大学に進学し、祖父の家で見つけたライフルに引き寄せられるように人を殺し始めた滝野は、「令和のスコルピオ」と呼ばれるようになった。一方スティーヴン・セガールに憧れて傭兵になった荒木は、長きに渡る戦いに嫌気がさして帰国し、悪人狩りを始めた。世間の人々はそんな荒木こと「ヴィジランテ」に「令和のスコルピオ」も殺してほしいと望む。荒木も、傭兵の時にはなかった世間の注目に快感を覚えるようになっていた。神出鬼没の「令和のスコルピオ」を捉えるために荒木はSNSを駆使し、行く先々に現れる謎の男の存在に滝野は恐怖していた・・・
この作品は「小説家になろう」「NOVEL DAYS」でも掲載しています。
この作品は「小説家になろう」「NOVEL DAYS」でも掲載しています。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!運の悪さ以外に人の命を奪うのは人だけなら、僕が殺したっていいじゃないか
運の悪さ故の死以外に、人の命を奪うのは人だけだ。なら、僕が殺したっていいじゃないか。
冒頭の強烈な一言に完全に心を捕まれた。
この強烈な思考を根元に誕生した狂人と、もう一人の人間場馴れした強さを持つ狂人。二人の攻防に物語の世界へと没頭していく。
更に、日本人の危機感の低さ、SNSによる特定、その他にも今の時勢に合った内容。読みやすい文章に、一ページの文量も多過ぎず少な過ぎず調度良い。
読み手の心を離さず、メッセージ性も高く、非常に考えさせられる。
アクションものを普段は読まないが、最後まで次のページへ向かう手が止まらなかった。まさに、大衆向けのアクション物語だろう。
是非、一ページ目…続きを読む