後書き(というよりか妄念)
後書き
ここまで読んでいただき、まことにありがとうございます。
この話は一旦ここで終幕です。
続きは頭の中に漠然と考えておりますが、今はこの話以外に書きたい物や作りたい物が溜まっており、この話を書く為のエネルギーが溜まるまではしばらく中編や短編を書いて行こうと考えております。
今はただ、この稚拙で狂気じみた話に最後まで付き合っていただいた事に対し感謝が絶えません。
ここからは後書き……に変えて簡単なキャラ解説を書いてこうと思います。
元々キャラを作ってから話を書く人間なんで、キャラの解説=多分この話の縮図みたいな話になると思います。
もしかしたら誰かの何かの参考になるかもしれないし、ならないかもしれないですが、自分の頭の中にある考えを整理し供養するという事も踏まえ書いていきます。
ここからは非常に退屈な話になりますが、もしご興味があれば読んでいただけると嬉しいです。
・アスフォデルス
アッス、この話の主演。
歪んだ善人という感じで書いていました。元々心にルサンチマンを抱えたキャラが好きで、俺の書いてる小説は大抵後ろ暗い何かを持ってたりします。
アクション的にもうちょっと活躍させてあげたかった。スナイパーみたいな装備品を整えたんですから、狙撃シーン入れとけば良かった。
あと、もっと彼女の心の挙動とか所作をもうちょい詳細に書いとけばよかった。
顔面の火傷が感情の高ぶりによって浮かび上がるのは、仮面ライダーのオマージュですね。……顔に火傷負ったキャラもそういや、俺結構書くな。
個人的に彼女の顔面偏差値、俺そんなに悪くないと思うんですよね。
ニッチな属性に特化してるだけで。(ギザ歯、三白眼、火傷、トラウマ持ち、ロリババア)
まぁ、周囲にAPP17や18がいればコンプレックス刺激されるでしょうね。
彼女のキャラを書く上で参考になったのはアイアンマンのトニー・スタークと、ドクター・ストレンジ。
何もかもを失った後、再び這い上がる。プライドが高い天才肌。という点で影響を受けているかと。
彼女の一族、今はもう墓碑の文字すら掠れてしまった。その目に映る墓を見て、彼女はこの墓に自分が入る事は無いのだろうと思った。
それで構わない、その資格もないだろう。
ただ、終わらせなくては前に進む事は出来ないだろう。彼女の人生は、これからも続くのだから。
父の最後の思いと、彼女の思いは今も交錯する。
・ファングイン
アスフォデルスのスタンド。近距離パワー型、射程距離と成長度以外オールA。
こいつが一番書いてて苦労したキャラでした。
最初基本的な過去(バルレーン・ユーリーフとの戦闘、育ての親殺害)は決めてたんですが、それ以外手探りで書いてました。
序盤と中盤と終盤で性格に齟齬が出ているのはその為ですね。
ただ育ての親の面影を追って、女の死がトラウマになってるという点は決めてました。
もうちょっと、育ての親周りについて書いとけばよかった。
アスフォデルスの歩いてる後ろに行って、後ろ姿を確かめるシーン入れてたんですがボツにしました。拾うの忘れてた。
俺自身が終盤まで掴めていなかったキャラなんですが、今でも若干掴めていませんが、こうして振り返ると剣周りが複雑化してしまったなー。
恐らく剣の師匠があの姉妹なんで、人格形成の一因にはなったが剣の道には生きていない。どちらかと言えば剣を道具にした剣使いかと。
試合とか競争ごとは好きなんでしょうが、奇襲したり歓喜の剣で足場を崩したり血で目くらましをしたり、聖なる鉄炮を使うのをためらわなかったりしてるので、目的達成を第一にしてる節がある。
キャラクター把握、ガバガバですね。
コンセプトは異形の剣士、主人公のスタンド。プリコネのLVカンスト騎士くん、デカい馬。
ただの鉄の剣を使うのに強い人間、見てて飽きないタイプのチャンバラが出来る奴。
初期ファングインはジョジョ5部に出てくるパープルヘイズというスタンドをモチーフにしてました。
後は、バカボンドの佐々木小次郎。鐘巻自斎といた時が一番好き。
また装甲騎兵ボトムズのキリコ・キュービーのオマージュキャラでも。毒とか、数打ちの剣で無双する所とかはかなり影響受けてますね。
・バルレーン・キュバラム
とにかく明るい人外。正体はエイリアン。
ファングインを作った後、剣戟をやる一方でもっと外連味のある動きが出来る奴が欲しいなと思い製作したキャラの一人。
アッスと組ませるキャラを30体くらい作ったんですが、その生き残りですね。
バルレーン・キュバラムという名前と暗命剣という技を持つという設定は、元々俺がTRPGでやってたキャラから流用。
それ以外は全部新規造形。
ファングインが剣を使ったアクションで、花の剣で時間調整する事を目的とするなら、こいつは即死技で時間調整出来る様にしようと思いました。
パーティー的には明るい奴が必要だなと思い作成。
面子がコンプレックス持ち、寡黙な奴、気弱な感じの奴なんで状況を上手く持って行く奴――パーティーリーダーが必要だなーと。
明るく面倒見の良い女って感じを出す反面、どこか胡散臭く感じるのは、今までの人生で自我や情緒を育まなかった哲学ゾンビみたいな奴だから。
芝居や演劇が好きなのは、多分そこから人間的な反応を学んでるんでしょうね。
〈紫鳶の座〉の頭領ではあるが、実は権力は持っていない。
彼女自体は組織運営には関わっておらず、年老いた長老達が切り盛りしていた。弟は彼女と実力を二分するが、気性が向いていなかったので幽閉されていた。
長老が軒並み死んで〈紫鳶の座〉が壊滅した今、弟は元気に彼氏と一緒に跡地でダッシュ村作ってる模様。
尚、覚者の極を打って寿命と引き換えに身体性能をアップした彼女がどうして生き残っていたかと言うと。
……ファングインが斬ったのは、〈紫鳶の座〉の頭領であるバルレーン・キュバラムの運命だったのかと。
そこで彼女の一族の悲願たる母星への帰還は潰え、斯くて薄暗がりに潜む怪であるバルレーン・キュバラムは白昼に晒され消えた。
代わりに〈紫鳶の座〉の化身として、今まで生きて来た女が鎖を外され心を得た……と思うと因果な話。
実年齢は秘密。十七歳かもしれないし二十歳かもしれない、はたまた一億歳かもしれない。
後輩の赫燕のバルレーンよりは年上、赫燕が幼女だった頃には彼女は今と同じ姿だった。
・ユーリーフ
ゴーレム遣いの元いいとこのお姫様。尚、当人は二十歳過ぎて姫様はないだろうと思ってる模様。
正体は人造的な半神半人。
実は初登場の時、ゴーレム遣いでも何でもなかった人。基本的に行き当たりばったりで作ってたキャラでした。
こいつ作ってた時は、ウマ娘でマンハッタンカフェが凄い好きで、俺もああいう子書きたいなーという浮ついた気持ちで書いたキャラ。
ゴーレム要素は……どこで付けたんだったか。
ただ書いてく内にノッて、振り返れば色々面白い事がもっと出来たかなーという感想。Fateシリーズの魔術師を見てるとゾンビ使いだったり、銃使いだったりのキャラって属性決めた方がアクション作りやすそうですよね。
適当に付けたゴーレム要素でしたが、もっとゴーレム要素を増したアクションを今なら書ける気がします。
キャラの性格的には、最初普通に大人しい女がどんどん本性を見せて来たのは書いてて楽しかったですね。
若干性悪気味なのは……あー、多分ビッグバンセオリーという海外ドラマでバーナデッドというキャラがいるんですが、それからの影響からかなー。
バーナデッドも最初は大人しく気弱な感じのキャラですが、終盤は性悪な本性出しますし。
実の父親に実験材料にされ、神の血を投与された結果人間をやめつつある女。
人生の何もかもが歯車の様に利用され、その結果として神鉄の巨兵に乗せられた結果、自分に纏わる何もかもを彼女は失った。
是無の剣で断たれた後も、彼女は自らの死を一度望んだ訳ですよ。
――どうか、その剣で再び終わりを……もう生きていたくないんです。
ただ、幾ら待てどもその刃が振るわれる事は終ぞなく。彼女を救った剣士は自害を試みようとする度、自分が傷つく事も躊躇わず止め続けた。
その理由を知る事が、今の彼女の生きる目的なんでしょうね。
……本編で書けよ、俺。
・アルトリウス
カ・マセイーヌ。お前の名はカ・マセイーヌ。
基本的に主人公パーティーがアッス以外は、無敵のスタンドとエイリアンと半神半人のイレギュラー三連単なんで、ここでこの世界の普通に強い奴を出す為に作りました。
元はTRPGでやってたキャラ。バルレーンと違い、ほぼそのままコンバート。
多分、一番好きなキャラ。もっと苦しんで欲しい。
調子に乗ってますが、真っ先に魔王との戦いを挑む辺りに責任感強いですよね。ただ、アルトリウスくんさ。パーティーメンバーを分散して烏合の衆と一緒に魔王に戦い挑んだのは失敗だったと俺思うな。
せめて、バルレーンは連れてくべきだったよ。
……思い入れのある奴なんで、もっと活躍させて上げたかった。
彼の扱いはほぼ最初から決まってました。ファングインがキリコならば、こいつの役割はロッチナにしようと。
つまりは、「私が異能者だったなら……」と零す役。
TRPG時代、最初に作った時はリーガル・ハイの古美門健介みたいなキャラをやりたいなと思って作ったキャラ。
・赫燕のバルレーン・キュバラム
ウマ娘やってる時、タマモクロスがピックアップしてて……つい。
こいつを初登場させた時、実はバルレーン・キュバラムではなかったんですが、「バルレーンに妹いたら面白いだろうな」というアイディアで途中からバルレーンになったキャラ。
結果アルトリウスの徒党が、何だかちょっと尖った性能に。本当はコイツが魔術師か神官になる予定だった。
関西弁なのは……彼女が自分で作ったスラングという事で一つ。
素はですます調の奴が、キャラ付けであえて関西弁をしてるのが好きなんですよね。
輝影のバルレーン・キュバラムがガンダムだとしたら、差し詰めこいつはザクとかジムとかそこら。時霞も暗命剣も使えないけど、それでも種族:バルレーンなんで凡百の冒険者にはクソ強い。
アルトリウスに付きあう理由は、彼が先祖代々から伝わる『〈紫鳶の座〉のバルレーン・キュバラムを一人従属させる事が出来る証書』を持ってきたから。
〈紫鳶の座〉が壊滅した事はアルトリウスと一緒にいる時知った。後始末をしてる最中の輝影の弟からは、「組織もう無いけど稼いでるんでしょ? 今の生活基盤崩してまで帰りたいなら止めはしないけど、アタイ的にはそのまま引き続き稼いだ方がいいと思う」という連絡を受けたので引き続き冒険者をしている。
輝影のバルレーンには割と可愛がられていたが、人語を介してるのはイシュバーンの魔王の件で再開した時初めて見た。
里にいた時はこんな感じのやり取りをしていた。
輝影「オロロロロロロロ(黒い不定形の怪物、なんかスライムみたいな感じ。人?)」
赫燕「姉様! 今日はいい天気ですね!」
輝影「オロロロロロロロ(水っぽい音を立てた後、右手を形成。頭を撫でる)」
それが人の形を取って人語を介してたのだから、気付かないのも無理はないだろう。
・その他の愉快な仲間達
メルドレリア、アルヴリン、パルベッド、ヘカーテ達。
こいつらも結構考えてたんですが、個別で解説するのもなんだかなと思うんで短く解説。
メルドレリア・カルフラジアス:駄目なレゴラスだと思って書いてました。弓はクソ強いし、レンジャーとしては凄いけど人間的には駄目な奴。徒党には手を出さないのは、それが原因となって人間関係を駄目にするから。
実はエルフの氏族長の一族であり、龍殺しに参加した事ある。普通は五十を超す面子で龍は倒す物であり、北のファングイン達が数人で倒したという噂を聞いた時は率直に「いけない薬なしで? 北の人達、狂ってますね」と思った。
所持している十絶の宝具『天零の剣』は東の一族に伝わる神宝。元はエルフを纏めていた大氏族長(魔王と素手で殴り合ったのと同一人物)が使っていた物。
総ミスリルの弓は、彼が龍殺しで止めを刺した時の褒章。希少金属ふんだんに使ってるが、生きて褒章を受け取れる奴はそんないなかったんで大丈夫。
アルトリウスには「冒険者になれば人間の街で女遊びが出来るぞ」と言われて誘われた。
アルヴリン:ドワーフの老戦士。時の加速と減速の奇跡を起こせる戦士。見た目はあれですね、ホビットの冒険に出てくるバーリンをイメージして書いてました。
時の加速と減速は彼だけが使える物。周囲どころか息子や孫にも使えない。
ドワーフ的にはかなり年老いてるが、内面は未だ戦闘狂。それまで血の気を隠しボケたフリして生きていたが、アルトリウスにそれを見抜かれてスカウトされた。
もっとこう、活躍させて上げればよかったなーと思うキャラ。今ならもうちょっと面白おかしく書ける気がする。
パルベッド・ロンカイネン:フローレス(小人……つまりはホビット)の男、ポニー型スレイプニルを駆る魔術師。元はホビットの里でそれなり以上の財産があり、悠々自適に暮らしていたが、ある日現れたスレイプニル『星流(ほしながれ)』に気に入られたのが運の尽き。
何故だか不運が重なりまくり借金まみれに。
魔術には心得があったので冒険者となるが、彼の専門は農耕。戦闘用の呪文はそんなに使えない。
だが、危ない所をストーカーの如く現れまくるスレイプニルに助けられ、何とか冒険者をやってた所をアルトリウスにスカウト。
人格的には臆病だがかなり安定しているものの、呼吸する度に借金が増える不運な男。
疫病神感のある星流には、なんだかんだで憎めず甘い模様。
ヘカーテ・バルバトス:巨人で多腕で斧使いな戦士の女。正直、ニッチ度で言えばアスフォデルスとタメを張る模様。
巨人族というこの世界で微妙に人間なのか、人間じゃないのか判断のつかない蛮族出身。基本文明的な生活をしてる人間側。
そのサイズ切り替え能力により、国や冒険者ギルドから様々な勧誘を受ける事が多かった。
アルトリウスには巨人としてではなく、戦士としての実力を買われてスカウト。実際この徒党はダンジョンアタックメインだから、本当に実力を買われてるので彼への信頼は厚い。
寡黙で大人しいが、ダーティープレイも厭わない「勝てばよかろうな」所がある。
……ファングインと良い、ヘカーテと良い、この小説に出てくる奴はドクロ少佐みたいな性格の持ち主が多いな。
モチーフにしたのはテイルズ・オブ・シンフォニアのプレセア・コンバティール。
斧を使ってるのはそういう理由ですね。
尚、彼女が使ってる奥の手『空飛ぶギロチン』はカンフー映画『片腕ドラゴンと空飛ぶギロチン』が元ネタ。結構色んな作品で見れるんで、気が向いたら是非。
後、鎧の至る所に剣を仕込んでるのは映画『アイアンフィスト』に出てくるXブレードのオマージュ。
二つともバルレーン二人の武装だったんですが、針あるならいらんか……という理由で彼女の武装になりました。
・ククル&カロン
鬼ー。
こいつ等は元々この話をやる夫スレでやろうとした時、Fateの酒呑童子と茨木童子の配役でした。
それを小説に直したのが今作なんですが、まぁ元ネタそのまんまですね。元はその場限りで退場の筈が、あれよあれよの内にメインヴィランに昇格。
個人的に、カロンが復活した時の「全身焼かれて、両手足もげて、心臓に風穴空いてんだ。死ぬに決まってんだろ?」というセリフが好きですね。
特に書く事ないですね。こいつ等に関しては。
・イシュバーンの魔王
3mの世紀末覇王。剣の魔王。
こいつ出てくる頃はもう色々なんか苦しくて。見た目は魔王感あって好みです。
剣の見た目はあれですね、仮面ライダーブラックに出てくるサタンサーベルです。アッスを取り込んだ結果、めっちゃ解決に手こずった人。
アスフォデルスの憎しみの化身、混沌の神の依り代、ファングインに挑んだ一人の剣士。……結果的に様々な面を持つにいたった存在。
ジョジョの奇妙な冒険においてスタンドは自我とリンクする存在ですが、ファングインがアスフォデルスのスタンドとすれば、こいつもまた彼女のスタンドかと。
終盤はこの二人が相争いながら、裏でバアクィルガと問答するというのは、なんだか葛藤の具現化みたいですよね。
ユングのいうシャドウみたいな奴。
それを同じく自らの手――聖なる鉄炮で裁いたのは、なんていうか精神治療みたいなとこありますね。
こいつに関し語る事は少ないですね。
あ、死因となった聖なる鉄炮の元ネタはモンティ・パイソンの聖なる手榴弾ですね。今ならネットフリックスで見れます。
・シャマナ
故人。
終盤お姉ちゃんと一緒に出て来た人。序盤に存在が辛うじて確認できる人、後彼女の遺髪はファングインが持っている。
元々この話を考えた当初に既にいた存在で、その時点でファングインによって殺されている事になってたんですが、いまいち描写が不足していた感が否めませんね。
赤ん坊だったファングインを拾い、こいつがお姉ちゃんに「ねえ、この子育てて良い?」と聞いたのが全ての始まりである。
実際の所を言えば、こいつ自身は特に何も悪い事をしていない。ただ喰らった龍の肉と心臓の呪詛が混ざって、アマゾンみたいな感じになっただけである。
アスフォデルスと瓜二つの見た目をしているが、それは偶然である。
少なくとも肉体的な遺伝関係は特に存在しない。
あるいはアスフォデルスを是無の剣で斬った時点で、ウロボロスの環が形成され、彼女の生存を保証する一つの現れとして彼女の見た目が似てしまったのか。
それとも、アスフォデルスの見た目が似てしまったのか。
……それを明らかにする方法は存在しないですが。
ちなみにエルフが年老いる場合、収縮する様に~みたいな事を書きましたが、あのままもし里のエルフの肉を喰いまくってたら若返って最盛期の肉体になった。
その場合、身長が百七十くらいになりアスフォデルスとは似ても似つかない姿になる模様。
まぁ、結局彼女が食べたのは姉の利き腕とファングインの血だけだったので、フルスペックになる前にファングインの手で討伐された。
尚、フルスペックシャマナはファングインですら手が余る。
是無の剣で死んだ唯一の人。
本来なら碑の目で彼女を救える世界線を覗いてから是無の剣を撃てるファングインが、目を背けてしまったばっかりにシュレディンガーの猫みたいな状況となり死が確定した。
ファングインは責任を取らされて追放、唯一残った肉親の姉(名前:フィアナ)は右手を喰われてから戦士を引退し死んだ様な生活を送っている。
その遺体は祖先が眠る霊廟ではなく、彼女が果てた小高い丘に埋葬され、姉は毎日彼女の墓を手入れしてる模様。
これで終わりです。
最後にもう一度お礼を。ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
消えたアスフォデルスの一生(プロトタイプ) ともい柚佐彦 @tomoi66
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