概要
転生少年の武器はロボット工学。女魔道士は重力魔法で魔動機兵を操り戦う
転生した少年タケシは、重力を操る美貌の少女魔道士イリアに命を救われる。だがそこは転生者を野生の魔獣と融合し使役魔獣へとかえる中有の地バルディアだった。
はじめ彼を奴隷商人に売りわたす気の彼女だったが、高専でロボットを研究していた彼は、欠陥のある彼女の重力魔法 ──距離がはなれていないと威力をだせない── をカバーする〝重力魔法を動力にした巨大な動く甲冑〟の開発を提案する。
半信半疑のまま彼に協力する彼女だったが、魔力で駆動する搭乗型ロボットを完成させた彼に、その秘めた旅の目的をうち明ける。
──少女は、使役魔獣を量産しバルディアの四つの国を平定せんとする、春の国の王を倒すため。
──少年は、使役魔獣の体内に囚われたままその命つきるまで苦しみつづける転生者へと、死の救いを与えるため。
はじめ彼を奴隷商人に売りわたす気の彼女だったが、高専でロボットを研究していた彼は、欠陥のある彼女の重力魔法 ──距離がはなれていないと威力をだせない── をカバーする〝重力魔法を動力にした巨大な動く甲冑〟の開発を提案する。
半信半疑のまま彼に協力する彼女だったが、魔力で駆動する搭乗型ロボットを完成させた彼に、その秘めた旅の目的をうち明ける。
──少女は、使役魔獣を量産しバルディアの四つの国を平定せんとする、春の国の王を倒すため。
──少年は、使役魔獣の体内に囚われたままその命つきるまで苦しみつづける転生者へと、死の救いを与えるため。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたは、そこに確かな異世界の息遣いを感じる。
まず初めに。異世界ってのは、こういうのが良いんだよ(井之頭五郎並感)。
魔動機兵というタイトルに釣られて手に取った本作ですが、真骨頂はそこではない! 作品世界の圧倒的な作りこみ、人々が生きているんだと感じさせる世界観こそが素晴らしい作品だと感じました。読んでいて、作者様の作品への真摯さを感じ、こちらが感銘を受ける程です。
もちろん、そういった設定があり説明が色々と出てきますが、全体のテンポ感を損ねない範囲で描いているのも凄い。断片的に明かされた設定が、今後どのように行くんですかね?
それと作品の中で伏線や前フリと言ったものを大事にされているようで、読み進めていくと描写の意味が分か…続きを読む