最初に一言。
この作品は今現在の評価やPVと作品の内容が全く釣り合っていません。
私個人は書籍化や映像化に十分な可能性を感じる名作だと認識しています。
まずその高い文章力や、豊富な語彙による表現力。また、それらをただ連ねて難解にするのではなく、平易な言葉に置き換えての読みやすさの維持など、単純な文章が非常に高いレベルでまとまっていることに感動しました。
次に最も重要な作品の内容ですが、間違いなく面白く、引き込まれる話作りがされています。
今現在は100話程度までしか読めていませんが、不意に見つけてそのまま引き込まれるようにノンストップでここまで読み進めてしまいました。
出来るだけ多くの方にこの作品の魅力を伝えたいので、ネタバレは含まないように書きますが、続きが気になる話の展開にハラハラする戦闘シーン。
感情移入してしまうような魅力的なキャラ作りが、全て非常に高いレベルで表現されています。
主人公の境遇や得られた力とその扱い方、独自の設定を、物を知らない主人公が知る過程で読者にも伝えてくれる、単調にならないような作りの説明パート。
そう言った没入感を損なわない話作りが、魅力的なキャラと相まって、ドンドン続きを読ませてくれる素晴らしい作品です。
私はオススメの作品を聞かれた場合、書籍化してるような作品に含め、必ずこの作品もオススメするでしょう。