概要
その絆は、香りで象られている
※短編連作なので、case.1以降は、大まかにでしたら、どこからでも読めます。
『警察省 刑事捜査局 非違検察課』捜査一班の刑事・北瀬優(きたせ・ゆう)。
容貌は、桜花の花吹雪に惑い、消えゆきそうな儚げな美青年。反してその性質は、素手で銃弾を弾き、車の扉を引きちぎる、縦横無尽な暴れん坊。
そんな彼は、「溢れかえる攻撃性」「自発性鉄砲玉」「戦闘民族」「著しい外見詐欺」など、課内で高い評価を得ながら、今日も元気に活躍している。
一方、北瀬とバディを組むのは、冷徹にすら見える鋭い眼差しに、重ね合わせての無表情を保持する男、那世玲(なせ・りょう)。
理性的な常識人の様相から、さぞ相方相手に苦労しているだろうと見せかけて――その実、壊れたブレーキ程度にしか北瀬を制御してくれない、いいコンビで
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