卒業式の日、大切な人に俺は告白をする。
想いを寄せる先輩が三日後には卒業をしてしまう。
「俺は卒業式の日に告白する」
橘男子学園の二年生であるヒカリは、中学からの同級であるソウタにそう宣言した。
驚いた様子のソウタだったが、しばらくしてから「じゃあ自分も卒業式で告白をする」と、ヒカリに宣言した。
親友のソウタに好きな人がいたとは知らなかったヒカリは相手が誰なのか気にする一方で。卒業式の日に告白をしようと思っていた久代先輩に、逆に告白をされてしまう。
そんな中、久代先輩の友人である強面な瀬戸川先輩も実はある人が好きだと発覚し、ヒカリの周囲ではそれぞれの想いが膨れ上がることに。
卒業式の日、ヒカリは決断をする。本当に大切な人へと想いを伝えるために。