概要
【書籍発売中】大人になりきれない私たちは、縋るように恋をする
・旧題【働く私と同棲JK】
(富士見L文庫様より発売中です)
花屋で働く「冷めてる女」花芹茉莉はある日、母親を亡くした女子高生、桃山澄玲を預かることになる。
「なんで私がこんな奴の子守を」
最初は互いに話すこともせずぎこちない関係ではあったが、世話をしているうちに澄玲は茉莉に対して心を開いていくようになる。
これで何事もなく平穏な日々を過ごせると安心していた茉莉だったが、同僚の放った何気ない一言で澄玲に対する思いが変化していく。
「それってさ、子守じゃなくて同棲じゃね?」
「……まさか。私は大人で、あいつはただのがきんちょなんだから」
だが、茉莉は分かっていた。自分が誰かに支えられないと生きていけない弱い人間だということを。
そして、いつのまにか自分が澄玲に依存していたということも。
(富士見L文庫様より発売中です)
花屋で働く「冷めてる女」花芹茉莉はある日、母親を亡くした女子高生、桃山澄玲を預かることになる。
「なんで私がこんな奴の子守を」
最初は互いに話すこともせずぎこちない関係ではあったが、世話をしているうちに澄玲は茉莉に対して心を開いていくようになる。
これで何事もなく平穏な日々を過ごせると安心していた茉莉だったが、同僚の放った何気ない一言で澄玲に対する思いが変化していく。
「それってさ、子守じゃなくて同棲じゃね?」
「……まさか。私は大人で、あいつはただのがきんちょなんだから」
だが、茉莉は分かっていた。自分が誰かに支えられないと生きていけない弱い人間だということを。
そして、いつのまにか自分が澄玲に依存していたということも。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!大人では無い貴方へ、大人になれない私へ、
この作品は、花が嫌いなのに花屋で働く「冷めてる女」花芹茉莉が母親を亡くした女子高生、桃山澄玲を預かることから始まる、年の差恋愛百合小説です。
この作品の魅力は、「冷めてる女」の茉莉が母親を亡くしながらも懸命に、ひたむきに生き、問題へと立ち向かっていく澄玲に影響され、いつからか無くしてしまった自分の大切な物を見つけ出していく事に有ります。
他人を何処か見下しつつ、自分の事に上手く気づけないでいる茉莉と、とても幼く見えながらも、何処かに確かな強さと温かさを持つ澄玲、茉莉が嫌っている母親、何処かに割り切れなさを抱える花屋の人達…心の何処かで小さな歪みを持ち、それに打ち勝てない人達は本当に「弱い…続きを読む