第48話 玉井翔

 僕の唯一のウィークポイントが『早漏』だった。




 これまでも幾度となく童貞卒業の『チャンス』はあった。


 セレブでイケメンなのだ。



 おまけに運動神経も抜群なので美少女たちも放っておかない。


 ヤンキーのお姉様たちも僕を逆ナンしてきた。



 だが……。

 

 いつも結果は悲惨な末路だった。


 ヤンキー美少女たちはこぞって、

『え、もうッちゃったのォ~😲💦💦』

 と、あまりの【早漏】にあきれ返っていた。





 僕は無類の『早漏』の所為せいで、いまだに未経験の童貞だ。




 僕が落ち込んでいると、突然、キララが爆笑し始めた。


 

「キャッキャッキャッ😆🎶✨ 面白ォ~い」

 

「えェ……」

「いやいや、坊やの名前、ナンだっけ❓❓」


「ボ、僕ですか。角○出版の玉井翔です」


「そう、玉井たまショーねぇ✨😆🎶✨

 面白いよ。坊やのキャラ✨🎶✨」


「はァ~…😳💦💦💦」






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆



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