第17話 下半身の性玩具《オモチャ》

 春の麗らかな日差しが窓から差し込んでいた。

 ここはシェアハウス【パラダイス】の待合室ウェイティングルームだ。



 どうにか、こうにか部屋から助け出された僕は、三人の美女たちに囲まれていた。



 ここは、住民共同のラウンジとして使われているようだ。



 僕と淫乱アイドル美優ミュウミュウ、天才美少女小説家の西野ヒカリ、そしての四人が、備え付けられたソファに腰かけていた。

 


 まるで、西洋の邸宅みたいな屋敷で別世界へ迷い込んだような錯覚に陥った。



 セクシー美女ダンサーの香水だろうか。

 眩暈のするような甘美な匂いが僕の鼻孔を刺激する。


 濃厚で蠱惑こわく的な香りに反応し、知らぬ間に僕の下半身も熱く火照ほてっていった。



「あッ……、あのォ~……😳💦💦💦」

 僕の周りは三人とも圧倒的な美女ばかりだ。


 アイドル好きの僕は目移りしてしまう。

 こんな美少女たちに囲まれたことは生まれて初めてだ。

 しかも積極的にオッパイを押しつけてくる。


「ううゥ……😳💦💦💦」

 ただでさえ人見知りで、女子の前だと緊張してしまうのに、これだけ美少女揃いだと肩身が狭い。

 

 僕の横にいる美優ミュウミュウはニッコリと微笑んだ。


「フフ……、ミーちゃん、紹介するわ。

 今日から住民になったシェア✨ダーリンのヒカルよ✨😌✨🎶✨」

 笑顔を浮かべ、飛んでもないたとえで僕を紹介した。



「いえいえ、何を言ってんですか……😲💦💦

 僕は、住民『みんなの下半身の玩具オモチャ』じゃありませんよ❗❗」

 どんな紹介だ。


 いくら何でもひどすぎるだろう。

 すぐさま首を何度も横に振って否定した。



 せっかく親元を離れ、ひとり暮らしを始めようとしているのに、『みんなの下半身の性玩具オモチャ』にされてはたまらない。




「フフゥン…… なかなかの上物じゃん✨😆🎶✨」

 初対面の巨乳セクシーダンサーの藤 峰子が僕の太ももに手を伸ばした。



 もちろん『藤峰子』なんて、芸名なのだろう。

 『藤峰子』……。

 通称、『ミーちゃん』と言うらしい。



「あ…ッ、あのォ~~…😳💦💦」

 目のやり場に困ってしまう。


 サンバカーニバルで踊っていそうなラテン系の派手な美女ダンサーだ。

 こんがりと焼けた素肌がセクシーだ。



 峰不二子とスリーサイズが一緒らしい。

 確かに、目を見張るような巨乳だ。



 ざっくりと開いた胸元から今にもオッパイがこぼれ落ちそうだ。


 

「ダメェ…… ミーちゃん✨😡⚡✨

 ダーリンは初心者うぶでチ○ポの皮も剥けてない童貞チェリーボーイなのよ」

 美優が説明した。


「いやいや、包茎じゃないですよ。皮くらいちゃんと剥けてますから……😳💦💦💦」

 どんな会話だ。


 いきなり初対面から下ネタ満載だ。





∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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