第22話

「昨日、ここに電話をしたら、大家さんの白鳥さんが出て、今日の十時に約束したんですから……」



「ン…、昨日ねぇ…、白鳥ィ~……😒✨✨」

 美人漫画家のキララが怪訝いぶかしげな表情で聞き返した。



「ハイ……、昨日、ちゃんと確認しました」



「あァ~…、だったら、それは……

 たぶん私だァ~…😅💦💦💦」

 キララが苦笑いを浮かべ肩をすくめた。



「え、キララさんが❓❓」

 どういうことだろう。



「ラウンジの電話が鳴ってたから、うるせえと思って出たんだよ」

 アゴでラウンジに設置してある電話機を差した。


「はァ~…」

 僕もチラッと備え付けの電話機を見た。



「そしたら、早口で、『僕、新しく入居することになった誰々です。明日、おうかがいしたいのですがよろしいでしょうか……❓❓』 

 ッて、まくし立てるから、『別に良いけど……』ッて応えたんだ」



「えェ……、じゃ、あの時、僕の応対をしてくれたのはキララさんだったンですか……」

 僕は、電話になると緊張して早口で自分の用件だけ伝えてしまう。



「ン……、だろォ~な。ッで、『何時が宜しいでしょうか❓❓』ッて訊くから……。

 『ン…… 十時くらいで良いけど』ッて、適当に応えたんだ」



「はァ~…、適当にですか……」

 なんて、アバウトな性格なんだろう。



 隣りに座る美優ミュウミュウは嬉しそうに微笑んだ。


「でも、良かったじゃん✨😆🎶✨

 これで、遠慮なくダーリンのチ○ポを住人出来るわ」

 また僕のパンツの中へ手を突っ込もうとした。



「出来るかァ~…😡⚡ みんなで僕のチ○ポをシェアなんてェ……❗❗

 なんでそう言う考え方になるんだよ❗❗」



「えェ……😲💦💦 どうしてェ……」

 ミュウミュウは、不満げな顔をした。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る