第41話

 そんなに、刺激されるとヤバいんだけど……。



 だがキララは、そんな暴発寸前の僕のかたわらにゆっくりと腰を下ろした。



 濃厚で蠱惑こわく的な香水の匂いが僕の鼻孔を刺激する。



「フン…… 何よ。峰子ォ~!! どうせ、このイケメンをひとり占めする気だったンでしょォ~ー😒✨✨」

 キララは、セクシーダンサーの峰子を睨みつけた。



「そ、そんなワケないじゃん……😅💦💦💦

 キララちゃん寝てたから起こしちゃヤバいでしょォ~……」

 さすがに、セクシーダンサーもタジタジだ。


 よほどキララを怖がっているのだろうか。

 力なく苦笑いを浮かべた。



「あ、あのォ…、キララ先生ェですか……

 こんな格好で失礼しますゥ……😣💦💦💦」

 僕は首をすくめて挨拶をした。



 何しろベッドで寝転んで、その下半身にはセクシーダンサーがまたがっている状態だ。



 とても編集担当が仕事を依頼するような格好ではない。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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