第19話 キララ

「ッたくゥ……、朝ッぱらからうるせェなァ~………😡⚡」

 不意に背後のドアが開き、不機嫌そうな美女が現れた。



「えェ~ー……😒💦💦💦」

 とっさに振り向くと、寝起きの美女がこっちへ向かって歩いてきた。



「なッ、何ィ~ー……😲💦💦💦」誰なんだ。

 この美女おんなの人は……。

 唖然として彼女を見つめた。



 この人も目を見張るような美女だ。



 ただ起きたてなのか。流麗なパープルの髪がボサボサだ。


 淡いピンクのネグリジェのような格好をしている。


 生地が薄いのだろう。


 ノーブラなので目を凝らすと、たわわなオッパイが透けて見えそうだ。


 彼女もビックリするほど、凄い巨乳だ。

 なんともあやしくなまめかしい。


 年齢はアラサーくらいだろうか。


 スッピンなのに圧倒的なセクシー美女だ。


 妖艶な色香に惑わされそうだ。



「……😳💦💦」言葉もなく僕は頬を紅く染めて彼女を見つめていた。



 なんなのだろう。

 もしかして、ここはセクシー女優の芸能事務所なのか。



「キララちゃん✨😆🎶✨ オハヨォ~❗❗」

 隣りに座っている美優ミュウミュウが、微笑んでその美女に挨拶した。



「キ……ッ、キララちゃん……😳💦💦」

 彼女の名前だろうか。


 そう言えば彼女も、どこかで見た覚えがあった。



 どこだったのだろう。



「ううゥ……ン……😔💦💦💦」

 そう言えば、『如月キララ』と言う伝説の美女漫画家がいたが……。



 まさか……。


「ッたく、朝方まで原稿仕上げてたんだから…… ふわァ~…」

 大きなアクビをし、僕の真横にドッカリと座った。


「ううゥ……」

 痺れるような濃厚で甘美な香水の匂いが僕の鼻孔をくすぐった。






∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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