第43話

「やッ…、やめてェ~ー~……😣💦💦💦」



「フフ……、あァ~ら、そう言えば……

 坊やァ~…?

 どこかで会ったかしらァ~…✨👄✨💕」

 妖艶なまめかしいキララの紅い唇が僕の顔に寄せられた。


 今にもキスをしそうなほど接近した。



「は、ハイ……😳💦💦」

 僕は震えながら小さく頷いた。


 キララの甘い吐息が僕の頬を撫でていく。



「あ、会いました……。十年前の夏休みに、美浦海岸の別荘で……😳💦💦💦」

 早口でまくし立てた。


「ン…、美浦海岸の別荘ォ~ねぇ…😔💦💦」

 キララは、少し考えているようだ。



「ハイ……、覚えてませんか。僕はあの日、黙ってキララ先生の別荘へいり込んでェ……」

 そのまま初めてキスをしたんだけど……。



「ああァ~…、そう言えば……😔💦💦💦」

 キララは美しい柳眉りゅうびをひそめて、思い返しているみたいだ。







∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

 


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