鬼人の王〜ボッチな高校生は鬼となり、迷宮のドン底から這い上がる〜

ハネダタロウ

プロローグ





「大……なにがあったか聞かせてもらってもいいか?」





 昼休みが明け、五時間目の授業も開始してしばらくした頃。渡部純、御手洗大、河田直樹、江本舞の四人は化学準備室に呼び出されていた。より正確にいうと隔離されていた。

 昼休みの終わりに起きたとある事件の現場を先生に見咎められたためだ。 

 その場の中心人物の中でも特に被害者に当たる人間がこの化学実験室に集められていた。加害者と見られる生徒は現在別室で先生と話をしている。

 普段は集まることも話すこともない不思議な組み合わせの四人。

 直樹は突拍子もない完全な巻き込まれに心底うんざりしながらもこの状況から早く解放されるのを待つ。スマホでWEB小説サイトを開きながらイライラを抑えようとするが、集中できず、全く読み進めることもできない。

(俺は完璧な巻き込まれの被害者だ……マジフザケンナ)

 直樹は更に溜まっていくイライラを押し込めながら静かに座る。いや、抑えきれず少しだけ貧乏ゆすりもしている。

 正直今回の件では直樹と江本舞は完全な巻き込まれだ。当事者である御手洗大と同じところで待機させられるのはおかしい。

 それに、渡部純に至ってはその場にはいなかった。生徒会の仕事があったらしい。彼は事態の把握のため、自ら希望して友人の大に付き添っているらしい。だが、直樹は渡部純の収容所は被害者側でなく加害者側の方で然るべきだ、彼の部下の管理不全が今回の事態の要因の一つだろう、だなんて思ったりもしていた。

 直樹はこの腹立たしい状況を作り出した原因をもう一度思い返しながら暇をつぶすことにした。



***



 昼休みも終わりかけ、もう十分もしないうちに午後の授業が始まる頃、二年三組の教室にはまだ生徒の半数以上が外に出ている状態であった。時間帯を考えるともう少し教室に人がいてもいい。実際一ヶ月ほど前まではこの教室の昼休みでももう少し人が多かった。そんな空白の多めな教室の後方では、空白を増やす要因となったある流行りの遊びが行われていた。


「うんこ君、今日のご機嫌はいかがかな?」


《うんこ君》と声をかけられた少年の名は御手洗大。いかにもな名前だ。

 この名前をつける人間の顔を見てみたいものだと思うものだが、彼の父親の顔と名前はすごい有名だ。御手洗卓、国民的なシンガーソングライターである。アコースティックギターでの弾き語りスタイルでドームツアーを完遂させたスーパースターだ。そんなスーパースターの息子の御手洗大だが、彼は決してスター性に満ちているわけでもなければイケメンでもない。逆に、ぽっちゃりでブサイクでチビで猫背、おまけに親父の七光りといった具合でいじめを受けやすいキャラクターというものを網羅している。ただ性格は違った。盛り上げるのがうまい、そして面白い。親がミュージシャンじゃなくてコメディアンだと言われた方が納得するレベルだ。だから今まで彼がいじめられるようなことはなかった。


「今日は三時間目テストだったからなぁ。いつもよりもシャーペン使ったんじゃないかなぁ。ってことはうんこ君の匂い移ってるんじゃねぇの?」


 そういって先ほどからからかい、いや、悪口を言いつづけている小原良平は大のシャーペンをビニール袋で覆った手で掴む。


「こんなところにゴミをポイ捨てしたらダメだよなぁ。しょうがねぇ。俺らが捨ててやるよ。ほぅら、賢太郎、プレゼント」


 小原は連れていた岩本賢太郎にビニール袋に入れたシャーペンをポイっと渡す。岩本はそれを受け取ると、やや大げさ目にリアクションを取った。


「おぉぉい、やめろよ!汚物をこっちに渡すんじゃねぇよ!あぁぁ、匂いが移るぅ!」


 ここからいつもの流れでは《浄化》が始まる。汚いものは水で洗い流してしまおうということだ。霧吹きやペットボトルの水などを大へとぶっかける事で汚いものを洗い流し教室を綺麗に掃除しよう、そんなことを小原は言っている。そして洗い流した水も汚いからと大に拭き掃除させるのだ。

 見かけではもはや嫌がらせやいじりの域を脱しているこれらの一連の《お掃除》。

 しかし、これを他のクラスメイトが誰もいじめと言い出せないのには訳がった。

 まずはこの《お掃除》の主犯、小原良平に目をつけられるのが怖いということ。小原の交友関係や影響力、狡猾さは敵に回して何一ついいことがない。

 そして何よりも周りの人間が動けないのは、被害者であるはずの御手洗大がこの”お掃除”を甘んじて受け入れた上で不平不満もなく小原たちと距離を置かずに関わりつづけているからだ。御手洗のここ一月ほどでの身の上の変わりようは誰もが知る以上、余計に動きようがなかった。



 御手洗大、小原良平、岩本賢太郎の三人と生徒会の仕事の都合でここにはいない渡部純を加えた四人はよく一緒にいる。渡部純が中心となっている仲の良い四人組だ。いや、仲の良い四人組だったという表現が正しいだろう。この内の渡部純以外の三人でこの《お掃除》が行われているのだから。たった一月で彼らの内にいじめが発生してしまった理由の一つは彼らの関係の成り立ちを見るとわかりやすい。

 グループの中心、渡部純は完璧超人だ。一代で大企業に定てあげた世間的にも知名度の高い敏腕社長の御曹司でイケメン、性格も良く成績もいいとなっては女子人気も高く、教師たちからの信頼も厚い、時期生徒会長候補筆頭というミスターパーフェクト。そして何より渡部には圧倒的なカリスマ性がある。人の上に立つ人間がどのようなものかというのを体現している男だろう。

《お掃除》の主犯、小原良平は純の親友だ。父親が渡部純の父と親友で一緒に会社を立ち上げ、取締役を行なっていることから、渡部純と幼なじみである。小原は性格がきつめだが顔立ちがいいこともあってこちらも女子の人気銘柄だ。リーダーシップ性も高く、人を率いるのが得意である。ただ、完璧超人の渡部純と比べると霞んでしまうからか引き立て役扱いされることも多い。

 先ほどの《お掃除》にてシャーペンを捨てに行った、岩本賢太郎も父が渡部純の会社と関係しているらしい。その縁もあって高校からの付き合いだがよく渡部や小原と一緒にいることが多い。人当たりがよく気がきくこともあって、誰よりも顔が広い。ここが渡部や小原に気に入られている要因かもしれない。

 つまり、だ。この四人は渡部の取り巻きとそのさらに取り巻き、そして外部の人間といういびつなパワーバランスの上に成り立っている。もともと対等ではない。

 その上で、先月、とある事件が起き、この四人の力関係が大きく変わった。

 御手洗大の父が覚せい剤所持で逮捕されたのだ。御手洗の父は逮捕されると余罪や借金の存在が次々と明らかになり、お茶の間を賑わせる大スキャンダルとなった。ワイドショーでは今も度々取り上げられている。

 御手洗は実家が差し押さえになったことで、親戚の家に住むことになった。親の力がなくなったどころか、家族が逮捕されたことから御手洗も何もやってないにも関わらず周りから犯罪者扱いされた。授業で何か間違えたらラリってんじゃねぇぞと揶揄され、その辺に生えている草を机の上に置かれ落し物を届けたよと言われる始末。

 そんな状況下であったが、御手洗のいるグループのボス的存在である渡部純は御手洗を揶揄する者たちを非難し、そして御手洗を擁護した。その影響で御手洗への犯罪者いじりが止んだ。だから、御手洗はいじりを避けるために渡部純の庇護下から離れられなくなった。たとえ、そこで別のいじりが存在したとしても。



 教室の窓側、最後部の席付近ではいつもの《お掃除》が行われ、これから最後の《洗浄》が行われようとしている。

 そして、その斜め前の席ではほとんどいつも休み時間は図書室で夢の中にいる少年、河田直樹が珍しく顔を上げていた。そしてもっと珍しいことに他人と話していた。まぁ、状況的には話しているというよりは詰め寄られている、催促されているというものであり、全く楽しげな様子はないのだが。

《お掃除》を行う小原良平と岩本賢太郎、《汚物》にあたる御手洗大、近くにいた河田直樹と直樹に宿題の提出遅れの反省文の提出遅れの言い訳を問いただす庶務係の江本舞、この五人がこの度化学実験室に呼び出されることになる騒動を引き起こしたメンツだ。といってもまあ、後者二人は完全な巻き込まれであるのだが。

 騒動は、たまたまいつもと違うところが三つあり、それらが偶然重なり合った事で起こった。

 まず、いつもと違った点の一つ目は、最後に《洗浄》と称して吹きかける霧吹きの中身が水ではなく洗剤であったことだ。

《洗浄》は小原が声をかけ、岩本が霧吹きやペットボトルなどを構える事で始まる。

 まず、これぞ悪人というニタニタとした笑みを浮かべながら小原が口を開いた。


「さて、うんこ君の匂いがうつった臭いゴミも掃除した事だし、最後はいつも通り、原因をキレイに《洗浄》してあげよう。岩本くんいいかね」


「えぇ、もちろんです」


 小原の確認にこれまた大仰に悪人ヅラを浮かべた岩本が反応する。岩本は霧吹きを拳銃を突きつけるように御手洗へと向け、そして——吹きかけた。

 やはり日常的に行われているとはいえ恐怖感が強いのだろう、御手洗は反射的に目を瞑る。しかし、御手洗は避けずにその場におとなしく立っていたのであった。避けて小原の機嫌を損ねてはかなわないだろうし、それに吹きかけられる液体がいつもと同じように水だろうと思っていたのもあるのだろう。

 だが、匂いだろうか、吹きかけられた瞬間、いつもと中身が違うことに気づいた大は思わず目を開けてしまった。そして不運にも霧は目に直撃した。

 目に洗剤を多量にぶっ込んだ痛みはわかるだろうか。大は洗剤が目に入った瞬間、「痛ぁぁっ!」と声をあげ、痛みと驚きからか後ろに大きくよろめいたのだ。

 別によろめく程度ならその辺でやっている分には全く問題ない。ただ、場所が悪かった。

 ここで二つ目の相違点が絡み合う。それは普段はこの時間はトイレなどでやり過ごしていていないはずの生徒、河田直樹が着席していたことだ。

 直樹は普段、友達がいないので休み時間は寝るか読書か、トイレくらいしかやることがない。だが、今日は珍しく顔を上げた状態で着席していた。いや、させられていた。《お掃除》が始まりそうな気配がした段階で教室から逃げようとしたのだが、そこで、タイミング悪く、クラスの庶務係である江本舞さんに捕まってしまった。そして、かなり遅らせていた宿題の提出をせっつかれていた。ちなみにだが宿題はもちろん一ページもやっていない。

 直樹は友達が一切いないため、他人と話をしているという超レアイベントへの緊張と宿題を出していない言い訳を考えることに完全に気を取られていた。そのため”お掃除”に関してはいつの間にか意識の埒外となってしまっていた。

 そんな時だった。全く周囲へ関心を払っていなかった直樹へと大が突進してきたのは。

《お掃除》は直樹の座る席の斜め後ろで行われていた。そして洗剤の噴射を受けて大は運悪く、直樹の方に向かってよろめいて、倒れ込んでしまったのだ。

 こうして意識の埒外から突進を受けた直樹は避けられるはずも受け身を取れるはずもなく、椅子、机、そして周りの席をも巻き込みながら倒れることになったのだ。

 直樹の目の前にいた舞も机や椅子に押し出されてバランスを崩し、転んでいた。JKが転ぶといえばパンチラだが、パンツは確認できなかった。見ることができなかったという意味で確認できなかった。流石に履いてはいると思う。

 机や椅子を大量に巻き込んでの転倒、ものすごい大きな音が出てしまうのは必然。流石のおおごとにクラスメイトから注目を集めるだけでなく、別のクラスからも野次馬が集う。

 ここで、三つ目の相違点が発生する。五時間目の授業を行う担任の化学の先生、平賀先生が授業前に教室へときたのだ。いつもより二十分は早い。平賀先生の授業は、先生の準備が遅れているのか仕事が多いのか、いつも十分以上遅れて教室に入ってくる。生徒にとってはパラダイスである。

 だが今日は違った。なんとも間の良いのか悪いのか大の突進が直樹にクリティカルヒットする瞬間に先生が顔を見せた。

 事態の収拾へ向けて迅速に対処が開始された。



***


 

「大……ごめんなぁ。こんなことになっていたなんて、全く気付いてやれなくて……」


 化学準備室にすすり泣く声が響く。

 純は大へと泣きながら謝っていた。

 彼は今日の今日まで良平や賢太郎の大への仕打ちを全くもって知らなかった。

 完全無欠にみえる天才だが彼も全てができるわけじゃない。優秀だからこそわからないことは多分にある。純は優秀だからこそ、全てができないことが身にしみてわかっていて、だから他人を信頼しすぎるきらいがある。それはいいこともあれば悪く出てしまうこともある。こんな風に。

 だが、今回は幼少期から共にしてきた幼馴染の暴挙だ。いまだに信じきれないものがある。でも、それも含めて過ちを犯した彼らとちゃんと向き合っていかないといけないとも思っていた。

 純は大のこの惨状をわかってやれなかったことを悔やんだ。それと同じくらい良平や賢太郎のことを全然知ってあげられてなかったことを悔やんだ。

 だが、悔やむだけで彼らの心の傷が埋まるわけではない。だから彼らの声にもっと耳を傾けないといけない。最近は生徒会の仕事もあってあまりつるめなかった。だから、自分の知らない良平や賢太郎の行いを知らないといけない。

 大への謝罪や慰めもそこそこに、純はこの場にいた大以外の二人、河田直樹と江本舞へと目をやる。いったい昼休みに教室で何が起こっていたのか。純は河田へと問いかけた。

 

「河田、昼休みに何があったのか教えてくれないか?頼む。」

「……気づいたら、衝撃を食らってぶっ倒れて天を仰いでました。だから、よくわかんないっす」


 だが、返ってきたのはあまりにもぶっきらぼうな言葉だった。

 河田直樹。ほとんど本やスマホに目をやっていてあまり友達と話しているところを見かけたこともない根暗な男。クラスでも浮いてる。純もほとんど話をしたことがない。いつも誰かと一緒にいる自分とは違いすぎる世界の人間という印象だ。

 そんな彼から話すことを拒否するような険のある返事がくる。

 この状況に苛立っている様子こそ伝わりはしたものの、純はここまでつっけんどんな返答がくるとは思ってもみなかったのでギョッとして、少し詰まる。だが気を取り直して、すぐに直樹に向けて問い直した。


「……普段俺が教室にいない時、どんな状況になっていたのか聞きたいんだ。この通りだ。頼む」


 純は頭を目一杯下げる。切実に、誠実に。友達のためだ。相手がどれだけ無礼だろうとやらねばならない。

 だが、またもや冷めた返事が返ってくる。


「知らない。お前らのことなんて興味ないし」


 あまりにもの対応にさすがの純も少し呆気にとられる。

 これまでの状況へのショックもあったのだろうか、純は珍しくヒートアップしながら返した。


「だけど、教室ではいつもあれが行われていたんだろう?なんでそんな無関心でいられるんだ?助けようとは思わないのか?」

「他人だから……お前とは違う」

「っっつ⁉︎なんだと⁉︎そんなんだからいつも一人なんじゃないのか?」


 しまった。言いすぎた。そう思った時にはもう遅かった。

 だが、返ってきたのはまたも予想だにしない言葉だった。


「別に人に囲まれてちやほやされたいお前と違って一人の方が好きなだけだ」

「なっ⁉︎」

「そんなに周りを気にして生きるのは楽しいか?まぁ俺とお前は違う、人それぞれだが。それより、なんで俺にばっかり質問するんだ?巻き込まれならあっちにもいるだろう?聞いてみたらどうだ、いつもお前が見ている江本さんに。係の仕事をしっかりこなすだけの責任感があるのになんで僕の友達は助けてくれなかったんですかって」

「この野郎っっ⁉︎」

「まぁ、彼女と何かあったんならききづらいのかもしれないがな」


 性格のねじ曲がった男だ。

 だがあの男の言う通りだ。

 確かに舞とは色々あった。というか昨日告白した。答えはきけてない。

 だから、舞に話しかけるのはどことなく気まずくてためらわれた。

 彼がそのことを知るはずもないだろうが、気があることくらいはバレていたのだろう。

 友達のため、誠実になどと思っていながら、自己都合で口を聞いたことも一度もない男に文句を垂れるな、と言われているように感じて恥ずかしくなった。

 ズケズケと人の心を荒らし回ったんだ。河田直樹には怒鳴り散らしたくもなる。だが、元はと言えば純が熱くなったところから話がおかしな方向に進んだ。だから咎めるのはひとまずやめにしておこう。まぁ、謝るのもお門違いだと思うので無視することにはなるが。

 純は舞へと体を向き直す。

 確かに声をかけるのは躊躇われる。でも自分の事情なんかより友達のことを優先すべきだ。友達が苦しんでるんだ。躊躇ってはいられない。

 一瞬の逡巡ののち声を掛ける。


「江本さん、もしよかったら、きいてもいいかな?」


 純のそんな問いかけに対し、江本さんが口を開こうとして……




***



 突然視界がブラックアウトした。

 どれくらい経ったのだろうか。直樹が次に目を覚ますと、そこは化学実験室とは全く違った。

 ゴツゴツとした岩肌に、少し冷え込んだ空気。

 洞窟だろうか。

 小さい頃行ったドーム球場よりもだいぶ広い、円形のホールのような場所。

 あまりにもの事態に現状を飲み込めない。

 直樹は、さっきは渡部と江本に悪いことしたなぁなんて思いながら現実逃避を始める。先ほどは渡部純の態度の気に食わなさと積もり積もったイライラに任せて色々やらかしてしまった。これで俺もいじめられコースかななんて思っていると……


「ズザッ」


 後ろから音がした。

 直樹は後方へと振り返り、そして固まった。

 そこには鳥がいた。

 翼があるから多分鳥だ。ただし、自分より何倍も大きい。まるでヒトみたいに二足で立って、そして、拳を構えている。

 

「は……?」


 そこには正真正銘の、《バケモノ》がいた。


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