第15話 オレ達と2年生の勝負 ――のひと休憩

      ◆



『1年生チーム、100メートル走で早速白星を挙げました。いやー、もの凄いレースでした』



 そんな放送が遠くで聞こえる。

 2年生――荒井あらい遊馬ゆうまとの勝負は、僅差でぼくの勝利だった。終わった直後、彼は清々しい顔で、「いやあ、将来有望な1年生だな。どうだ、今からでも陸上部に入らないか?」と誘ってきたが、計画のために部活に入るわけにはいかなかったし、そんな気もさらさらなかったのでやんわりと断った。

 しかし、そんな爽やかな会話もそこまで。


「……」


 そこからは、憂鬱……を通り越して鬱だ。

 教室へと戻るぼくの足取りは、とても重かった。


「どうしよう……」


 いや、後悔はしていない。

 後悔はしていないが、恐怖しているのだ。

 これから起きることは大体予想がつく。予想がつかないとしたら、足か手か、果たして物か、ということくらいか。さあ画面の前の君はどれに賭ける? 今なら手がもっともオッズが高いよ。――などと戯言を心の中で呟いている内に、いつの間にか教室まで辿り着いてしまった。


「……はあ」


 思わず手を伸ばすことに躊躇したが、すぐに覚悟を決め、ぼくは扉に手を掛けた。


「ういーっす。てへりんこっ☆」

「こっのバカチンがっ!」


 いきなりだった。


 眼前にハサミ。――身体を落として避ける。

 間髪いれず、続いて下からアッパー。――横にダイブして回避。

 最後にカカト落とし。――真剣白刃取り。


 どれも当たれば一発で沈められるものだった。

 正解は物だったとはいえ、本当に予想通りだった。まあ、よくやったなどと褒められるとは最初から思っていなかったけどね。


「落ち着け。馬鹿なのは自分で十分に分かっているから、な」


「ふーっ! ふーっ!」


 猫のように毛を逆立てて威嚇してくる詩志。片方の足を引き抜こうと必死であるが、そこは負けられない。多分離したら殺られる。


「はいはーい。じゃれあうのもそこまでねー」


 そこでスッと夢が間に入って詩志の足を持ち上げる。詩志は体勢を崩すが、すかさず後退してバランスを取り戻し、ぼくに吼える。


「その馬鹿が、馬鹿して、馬鹿で……」


「それなら暴力じゃなくて口で言いなさい。じゃないと、美里が起きた時にまた倒れちゃうからね」


「……むう……」


 詩志はむっとして腕を組み、教卓へと戻っていく。ほっと胸を撫で下ろして立ち上がろうとすると、夢が微笑みながら手を差し伸べてくれた。


「まずは1勝、おめでとうね」


「ああ、ありがとうな」


 その言葉が存外嬉しかったので、褒めてみた。


「お前ってくぁいいな」


「……そこで噛まないでくれる」


「失礼。緊張して」


「嘘ばっかり」


 もう、と全く照れた様子を見せない夢。……ふと思ったが、彼女には好きな人がいるのだろうか。まあ、いたとしてもぼくではないのは確かなのだが。しかし、彼女が頬を染めて恥ずかしがる所をぜひ見てみたいな。


「……海斗君!」


「うおっ! いきなり何だよ、美里!」


 寝ぼけているのか知らないが、美里は突然立ち上がって、何故か左眼を大きく指で広げて、次のように命令してきた。


「夢ちゃんの耳たぶを触りなさい!」


「なっ! いきなり何を言うのよ、美さ――」


「ん、こうか?」


「ふにゃあああああああん」


 可愛らしい声を上げて、夢がしゃがみ込んだ。頬を染めて恥ずかしがっている様子で……先程、ぼくが望んだ通りの彼女の姿がそこにはあった。


「……あのさ、美里。さっきぼく、口に出していた?」


「うん? ただ私は海斗君が、そういや夢ちゃんが恥ずかしがるような姿を見たことないな、と思ったような、そんな気がしただけだよ」


「恐ろしい、テレパシー能力」


「な、何をするにょよ!」


 まだ口調が直っていない真っ赤な夢は、ぼくを両親の敵みたいに睨み付けてくる。


「いやいや、すまん。さっきの言葉で夢が照れてくれなかったもので、つまらないなあ、と思っちゃったり思わなくなくなかったり」


「そんにゃことで、あ、あたしの耳を……しゃわったの!」


「あー、うん。ごめん。いや、なんか、本当にごめん」


 普段見られないような本当に可愛らしい夢を見て、ドキッとする気持ちよりも罪悪感が勝ってしまった。頬の膨らまし方も、いつもと違うように見える。


「みゃったく、みょう……」


「あ、あと耳たぶ以外にも胸とか触ったらそんなんなるよ」


「美里、さすがのぼくでもそこまではしないよ……」


 絶対に触ったりしないからさ。そんなケダモノを見るような眼で見ないでくれ、夢。


「……悪かったよ」


 謝罪の言葉を口にして、先刻とは逆の形――今度はぼくが引っ張り上げる形で手を差し伸べる。しかし夢は、頬を紅潮させたままそっぽを向き、その手を掴もうとしない。


「ずりゅい……」


「は?」


「そっちは耳たぶ触られてもこんなんにはならないでしょ? 平等じゃないもん。謝ったって許さないもん」


 ……耳たぶは何かのスイッチなのか? 口調まで幼くなっている。いつもの凛とした夢はどこ行った。

 おーい、いつもの夢よ、カムバーック。


「……判ったよ」


 ぼくは腹を括った。


「じゃあ夢も、ぼくの、触られたら『ふにゃあ』って恥ずかしいことになる所を触っていいよ。遠慮なしに」


「どこよ?」


「局部」


「……ふぇ?」


「ほーれほれ。どうだどうだ。よいぞよいぞ」


「アホかーッ!」


 絶叫を浴びながら差し出した手を掴まれて、教室の外に投げ出されてしまった。壁で受身を取らなかったら、多分骨の2、3本は持っていかれていただろう。因みにさっき腹を括ったのは、こうやって投げられる覚悟である。


「一遍死ぬか!」


「あっはっは。すまん。冗談だ」


 パンパン、と膝の辺りを叩きながら、ぼくは詩志に確認する。


「写真は撮ったか?」


「もち。ムービーまで」


 親指を立てる詩志。

 グッジョブだ。


「ちょっと……あんた達、何でそんなことだけ急に仲良くなるのよ」


「おおそうだ忘れてた」


 一転、詩志憤慨。ちっ、そのまま忘れてくれていれば良かったのに。


「どういうことだ、海斗!」


「いや、まあ、すまん」


「謝ってオレの気が済む問題じゃねえぞ!」


 詩志の右手が、教卓を痛めつける。


「何で相手を平常心に戻したんだよ!」


「……言い訳も出来ないよ」


「オレは理由を聞いているんだ!」


「……」


 同情だなんて言えるわけがない。


「単純にぼくが甘かったからだよ」


「そんなことを……まあ、いい」


 左手が教卓に悲鳴を上げさせる。


「そんなことより、お前――自分が負けた時のこと分かっていて、あんな行動を起こしたって言うのか!」


「……」


「こっちは相手の頭脳の取得を破棄するから相手を傷つけないけれど、相手は違う。負けたら奪われていたんだぞ!」


「……分かっているさ」


 分かっていたからこそ、ぼくは自分が馬鹿だってあれだけ心の中で言ったんだ。それ以外にも、あそこでぼくが負けていたら、4勝して終わらせると言った詩志の顔に泥を塗ることにもなる。


「本当にごめん」


 ぼくは素直に頭を下げる。冗談でもなく、策略もなく、真剣に。


「……ふん」


 そこで顔を上げると、詩志は足を組んで顔を逸らしていた。


「ま、勝ったからよしとするぞ。まだ一応、計画通りだし」


「ありがたやーありがたやー」


「……前言撤回するぞ」


「ふざけてごめんなさい」


 無駄に2回謝ることとなった。


「まあ、それはそうと、詩志よ、一つ訊きたいことがある」


「ん、何だ?」


「本当にぼくは、あの人の頭脳の取得を破棄出来るのか?」


「出来るよ。すっげー簡単にな」


 いいか、と詩志は足を組み直す。


「基本的にあの悪システムは、お互いの同意がないと駄目なんだよ。だけどシステムを作った人は次の可能性を考慮していたんだ。――『あげる詐欺』が横行するのでは、と」


「あ、成程ね」


 夢は得心がいったように頷く。


「金銭で頭脳を貸す人もいるってわけね。で、受け取る側が振り込んだとしても、渡す側が約束を反故にしたら、結果的に払った人が損をすることになるね。詐欺だよ、詐欺。しかも証拠も残らないから泣き寝入り」


「そう。そんなことになるから、渡す方は、一度受諾したら拒否出来ない、という仕様にしたんだ。逆に受け取る方は拒否することによるメリットは何もないから、拒否に関して制限はないさ」


 受諾拒否制限が無い。

 つまり裏を返せば、拒否も可能であるということ。


「んで、どうやって頭脳を拒否すればいいんだ?」


 肝心な所を訊ねると、詩志は至極簡単そうに答える。


「いらないって思うだけだよ。その奪った人物の名前か顔を思い浮かべてな」


「そんな簡単でいいのか?」


「やってみなよ」


 言われた通りやってみた。


「……」


 特に変わりはないようだ。


「……おい、詩志。本当にこれでいいのか?」


「ああ」


「何にも起きていないようだが」


「おお、それなら、お前はあいつに頭脳で圧倒的に奴に勝っていた、ということだろうよ」


「ん? どういうこと?」


 そう訊ねたのは、美里。


「説明してやろう」


 詩志はふふんと鼻を鳴らすと、黒板に円を二つ記し、それを一本の線で結ぶ。


「ネットワークなんだよ。このシステムは」


「ネットワーク?」


「適当な言い方をするなら、赤い糸ってとこか?」


「適当の意味が違うぞ」


「いや、恋愛の意味ではないだけで、存外合っているんだぞ」


 ぼくのツッコミに対し、ちっちっち、と指を振る詩志。


「あのシステムは、元々は頭脳を共有するものだって言っただろ。だから、ずっとその当人と見えない糸のようなもので繋がっているんだ。んで、悪システムになった理由は、情報の共有ではなく、一方的な情報の流出になったからだ」


 共有と流出。

 元に残るか残らないか。


「だけど、流出ということになったら、一つ不思議に思うことがあるだろう?」


「……もしかして、受け取る側が元々持っている事柄はどうなるか、ってことなの?」


「その通り。流石夢だな」


 よく出来ました、と詩志は褒めているのか貶しているのか判らない口調でそう言う。


「共有ならまだしも、流出になったら、二人の共通部分はどうなるのかってね。ま、結果として、それは奪われない、ということになっている。カットアンドペーストじゃなくて、差分上書きということだな。良い例えが見つからん」


「んー、大体分かるけどさ……」


 夢は煮え切らない様子で人差し指で下唇を上に押し上げる。


「それって本当なの?」


「じゃあ訊くが、受け取る方の脳はパンクしないのか? さらに言うと、頭脳を奪われた人はどうして廃人にならないんだ?」


「あ……」


「だろ。頭脳を奪われるってことは、足し算も出来なければ文字も読めないってことだぞ。学校生活なんかとても送っていられるか」


 その通り。いわば初等教育から始めるようなもの。全てを奪われた人がそのまま生きていられるわけがない。現に放送部の先輩は頭脳を奪われたのに、あんなに元気に放送している。奪われるなら語彙も失うはずだ。あんな流暢に言葉がポンポンと出てくるわけがない。まあ、奪われた後に勉強した分もあるだろうけれど、勉強するにも文字を読んだり理解したりしなくてはいけないから、どちらにしろ、ゼロからここまで持っていくことは不可能に近いだろう。

 だから、詩志の言葉は真実と考えるのが妥当だろう。


「ん、分かった。詩志、説明ありがとう」


「おうよ。これで心配はなくなったか?」


「うん」


 夢と美里は満足そうに頷く。

 あ、心配といえば……


「杏。誠はどうなっている?」


「今、8キロ地点だってさー」


 杏が顔を上げずに手を挙げる。今までずっと黙っていたと思ったら、手元にある小型の液晶をずっと見ていたらしい。


「正に独走状態だねー」


「ってか、何でそんな小さいテレビで見てんの? ってか見れているの?」


「全国放送しているんじゃないー?」


「してねえよ」


「放送部の備品よ、それ」


 夢がそう教えてくれた。


「詩志が『あいつが帰ってきたら説教する。その時にテレビの方に視線を集中させるだろうから、消しておく』って、お父さんみたいなことを言い出してね。だから仕方なく、海斗がくる直前までいた放送部の人に借りておいたのよ。んで、杏がこっそり見ていたわけね。――だよね、お父さん?」


「うっせ」


 意地が悪そうに夢がにたーっと顔に笑みを貼り付けると、詩志はプイと顔を逸らす。

 ……平和だなぁ、こんな時なのに。まあ、始まったばかりだしな。

 そう思って、ふと時計に視線を移す。

 長針が、6を少し過ぎた辺りを差していた。

 そっか……まだ、始まって30分も経っていないのか。何か時間の流れが遅い気がする。


「……って、30分っ?」


「突然大声を上げてどうしたの、海斗」


 眉を潜めて夢が顔を覗き込んでくる。


「おい、夢、一つ聞いていいか?」


「うん。なあに?」


「何でお前ここにいるんだよ」


「え?」


 首を傾げる夢。


「何でって……いちゃ駄目なの?」


「駄目に決まっているだろう!」


「何よ……せっかく……なんで私がここに……」


 ごにょごにょと口を尖らせる夢。どうやらまだ判っていないようだ。


「今何時!」


「え? い、今は10時32分………………って、ああっ!」


 夢は飛び上がるように叫びに近い声を上げた。


「あ、あたしの出番じゃん! わ、わ、わ、どうしよう!」


「落ち着け。集合は確かグラウンドに35分だろ。今からなら間にあうよ」


「で、でもあたし、スカートで……」


 一応休日とはいえ、学校に来る以上は制服で来なければいけなかった。因みにぼくと誠は学校指定のジャージを着ている。それと同じようにジャージを着ればいいと思ったが、そんな時間ですら今は惜しかった。そんな中、平坦な声で詩志が言葉を発する。


「海斗。お前、背負って行ってやれ」


「はあ?」


 そう驚きの声を上げたのは夢。


「いやいや何でそうなるのよ!」


「夢がスカートを気にして走るよりも、海斗が夢を背負って走った方が速い。それに、夢に疲れも残らない」


「そりゃそうかもしれないけど……でも……」


「――グダグダしている場合はないか!」


 ぼくは瞬時に左手を夢の背中に回し、右手を彼女の膝の間に入れ込んで持ち上げる。

 いわゆる、お姫様抱っこと言われるやつだ。


「ちょ、ちょっと!」


「すまん、夢。背負うのはちょっと無理だ」


 もしおんぶを実行したのならば、夢の豊満な胸が当たって変な気持ちになってしまう。それならばまだこちらの方がマシだ。何か杏と美里がキャーキャー言っているが関係ない。非常事態だからな。それに、幸い夢はとても軽かったし、そんなに疲れることはなさそうだ。


「もう……恥ずかしいんだからね」


 時間を忘れるという失態したからだろうか。夢はそれ以上文句を言わなかった。


「じゃ、行って来る」


「おう。っと、ちょっと待て」


「どうした?」


「忘れ物だ。夢」


 そうやって詩志は何かをこちらに投げてくる、夢はぼくの腕の上で右腕を伸ばして、それを器用にキャッチする。


「あ、そうだった。ありがとね!」


「それはどういう意味だ?」


「コレをくれてありがとう、の意味に決まっているでしょ!」


「他に意味なんかあるのか?」


「なっ……か、海斗は黙ってて!」


「何故怒られた?」


「おいおい。いちゃついているのもいいが、時間迫ってんぞ」


「別にいちゃついてなんか――」


「お、やべえ。早く行かないと」


「海斗も否定しなさいよ!」


「本気で時間やばいから早く行け。じゃあ、頑張ってこい」


 詩志に背中を叩かれ、ぼくは未だに鳴り続けるキャーキャーという黄色いBGMを受けながら、教室を飛び出した。


 結論から言うと、間にあった。

 階段を全段まとめて飛び降りたり、廊下の角のインコースをついたりしたのが良かったのだと思う。因みに当然ながら、下駄箱で夢は降ろした。

 靴先をトントンと打ちつけながら、夢は申し訳なさそうに俯く。


「ごめんね、海斗。100メートル走の後で疲れているのに、また走らせちやって」


「いや、別に大丈夫だよ。お姫様抱っこは男のドリームだったし」


「普通、女の子の夢じゃないの?」


「じゃあ、夢も嬉しかったのか?」


「まさか」


 ベーッと舌を出してくる。


「調子に乗るなっつーの。じゃあ、行って来るね」


「おう。努力しろよ」


「しないよ。バーカ」


 あはは、と笑いながら、夢は走って行った。

 ……何でだろう。何か寂しい。

 まさか――


「これって……まさか恋?」


 と言ってみて、


「……んなわけないな」


 自分で否定した。

 ここでもし恋愛小説だったら、ぼくと夢は恋に落ちるんだけどな。まあ、事実は小説より現実……って、当たり前か。もしライトノベルだったら、ついでに杏や美里にまでも惚れられているのだろう。ハーレムハーレム。


「それはないな」


 自分のスペックを考えれば、いくら恋愛関係に疎いと中学時代にクラス中から糾弾されたぼくにだってそれくらいは分かるさ。ヘタレなギャルゲーの主人公みたいなニブチンじゃないぞ、ぼくは。

 ……あー、考えていて虚しくなってきた。

 下駄箱に未だに佇みながら、ずっと妄想している少年。


「うわあ……恥ずかしい……」


 客観的に見た自分の愚かしさに頭を抱え、


「……教室に戻るか。妄想しながら」


 誰に言うまでもなくそう意味不明なことを呟き、ぼくは回れ右をしてとぼとぼと歩き出す。因みに、美里と杏が絡んでいる姿を想像してやろうかと思い、努力したが、やろうとしても出来ないもので、何故か二人が頭を寄せ合って寝ている絵しか浮かばなかった。悔しいので頑張ってもっと過激な妄想しようとしながらゆっくりと歩いていたら、戻るまでに五分も掛かってしまった。

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