第28話言葉遊び

俺とあつしは放課後教室に残ってくっちゃべっていた。すると淳はこう話を切り出した。

「面白い言葉遊びを考えたんだ」

「へー。どんな言葉遊びなんだ?」

「ほい。これ」

そう言って淳はノートを見せた。

ノートには以下のことが書かれていた。


()の三段活用

(A) カッコエー。

(E) カッコイー。

(K カッケー。 カッケーと)が欠けているを掛けている。


「」と文字を組み合わせた読み方。

「語」 覚悟。

「素」 隠す。

「言」 格言。

「別」 格別。

「闘」 格闘。

「悟」 覚悟。

「砂糖」 角砂糖。

「舞う」 匿う。

「仕事」 隠しごと。

「痔点検」 各自点検。

「」鹿痔か? かくかくしかじか?


「なんで最後だけ疑問文なんだよ」

「細かいことは気にしない。気にしない」

「ちょっとノート貸して」

 そう言って俺は淳のノートに一言付け加えた。

(笑

「なにこれ」

かっこが半分しかない笑だから、半笑いってこと。

「ふっ」

「やっぱり半笑いした」

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