第7話この物語はフィクションである

ある日、校内を歩いていると、"ヘックション"と、大きなくしゃみが聞こえた後に「こんちくしょう」と、言葉を吐き捨てているミスキャンパスの彼女を偶然見てしまった。周りには僕の他誰もいない。

僕がキョトンとしていると彼女はこう言った。

「今のはフィクションだからね」

それから彼女は、くしゃみをするたびに掌で口元を押さえ、"フィクション"と、くしゃみをするようになった。

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