第22話眠れる森の美女?!

魔女によって百年の眠りについた王女。

近くを訪れた王子が茨に囲まれた城を目にして村人にその理由を聞いた。

すると村人はこう言った。

「あの城には、それはそれは美しい王女様が眠られておるのを子供の頃、話に聞いたことがありますのじゃ」

王子は俄然興味を示した。王子は早速、茨に囲まれた城へ向かった。すると不思議なことに茨は自然と道を作り、王子はなんなく城へ入る事が出来た。

そして王子は深い眠りについている王女の前に佇んだ。

「ああ。なんて美しい人なのだろう。この世の者とは思えない美しさだ」

王子は引き寄せられるように王女にキスをした。

すると王女は長い眠りから目を覚ました。

「あなたが私を目覚めさせてくれたの。嬉しい。今度はお姉さんが、別のモノを目覚めさせてあげようか」

そういって彼女は鞭と蝋燭を手にした。

王子はたじろいだ。なんか話が違う気がして頭を抱え込んだ。

「もう、そんなに私を焦らさないでよ。何年眠っていたと思っているの。数えていないからわからないけど、もう欲求不満が溜まっているのよ」

そう言って王女は王子に迫った。

彼女は眠れる森の美女ではなく、眠れる森の痴女だった。

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