博士の絶品モンスター飯〜ツンツンヒロインがデレるまで〜

ツンツンヒロインとの触れ込みですが……
ヒロイン、とってもデレてます。
んんっ？
私の基準がおかしいのかな？

ヒロインはとっても可愛いし、
博士のご飯は絶品だし、
モンスターも格好いい！
主人公？

もちろん、彼あってこその物語です。
多分ね……（笑）

　この作品では異世界ファンタジーならではのキャラクターや世界観がありますが、皆どこかズレています。特に科学者（？）のキャラクターが濃い。科学者は何と主人公が獲ってきたモンスターを、極めて美味しく料理してしまう。それは、今まで誰も食べたことのない物まで及んでいる。しかし科学者はあくまで科学者で、研究費を必要としているのは現実と一緒だ。だから科学者は、料理で研究費を獲得している。そしてパーティの腹も満たされ、一石二鳥だ。作者様得意のラブコメも健在で、主人公のツッコミ&感想を笑いながら読んでいる内に、ここまで読み進めてしまった。
　冒険は続く。美味しい物を食べながら……。

博士の作る絶品料理、それを食べたいがために全力でサポートする助手の皆さん。
ほのぼのとした職場で、マイペースな博士が巻き起こす騒動と、周りの人々の人間模様が楽しい。