この作品では異世界ファンタジーならではのキャラクターや世界観がありますが、皆どこかズレています。特に科学者(?)のキャラクターが濃い。科学者は何と主人公が獲ってきたモンスターを、極めて美味しく料理してしまう。それは、今まで誰も食べたことのない物まで及んでいる。しかし科学者はあくまで科学者で、研究費を必要としているのは現実と一緒だ。だから科学者は、料理で研究費を獲得している。そしてパーティの腹も満たされ、一石二鳥だ。作者様得意のラブコメも健在で、主人公のツッコミ&感想を笑いながら読んでいる内に、ここまで読み進めてしまった。
冒険は続く。美味しい物を食べながら……。