戦いましょう、タックルさんが「仮面ライダータックル」になるその日まで
しかし、一瞬遅かった。
怪人はその鋭利な爪で
そしてベルトに付いていた機械が
「うぐぅう」
変身の解けた
さきほど
それはまだ左腕が完治していないことを指していたのだ。
その証拠に
「どうしよう、私のせいだ」
彼女は激しく後悔をした。
自分がさっき
言うまでもなく、
だから力が空回りし、敵を完全に仕留めていないことにも気付かなかった。
左腕の怪我も同じ理由である。早くレストランに向かうために焦って怪我をしてしまったのだ。
全ては
しかし
自分が
彼女の目線の先には、
彼女は考える。今、自分にできることは何だろうか。
「違う」
彼に今まで奢ってもらった額を返すこと?
「違う」
怪人の気を引いて、
「違う!!」
彼女が選んだ、今自分にできることは……。
「こっちを見なさい化け物!!」
「よせ
すると
「変身!!」
掛け声と共に
――トメル! ハネル! ハラウ! レッツ、カキトリ!――
定例の音声と共にアーマーが出現に、彼女の顔と身体に装着される。
「嘘だろ、なんで……」
「私の彼氏に何すんのよ!!」
変身した
怒りのこもった蹴りを喰らって、怪人は10メートルほど吹き飛ばされる。
「
「
「待ってて! あの化け物を倒してすぐに病院に連れて行くから!!」
彼女は怪人に対峙する。怪人の方はドロップキックを喰らったが、それほどダメージを負っている様子ではなかった。
怪人が
相手の爪を用いた切り裂き攻撃を、
「凄い……! このスーツ、滅茶苦茶パワーが溢れてくる!」
女ヒーローはぐっと拳を構える。敵が攻撃してきたらそれを避けて、その隙に攻撃をする。
しかし、どういうわけか敵は全く怯んでいなかった。それどころか全然ダメージを受けていないようにも見える。男の
「私のパンチやキックじゃダメージが無い。だったら……来て、
女ヒーローの声に反応し、
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
登場人物情報が更新されました
・
19歳。女性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
自分の罪を償うため、謎のアイテムを使ってヒーローに変身した。
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青いヒーローに変身する。
左腕を負傷中。
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
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