最終決戦目前
爆発した
「うぐぅ……」
石が排出されたことにより、
「社長さん!」
「社長!」
「……」
3人は
社長はちゃんと生きている。脈もある、呼吸もしている。
だが、血だらけ傷だらけ。満身創痍の状態だ。早く病院に連れて行かなければ。
その時だった。
――ピリオド、ストライク!!――
4人の背後から、何者かが攻撃を仕掛けてきた。
エネルギー波が飛んでくる。
それにいち早く気づいたのは
その波動はとてつもなく速い。
他の3人に危機を伝える暇も、青いボタンを押してエネルギーを溜める時間も無い、
「ちっ!」
その攻撃は、モジシャンに変身していた
「ぐっ……」
「
「
「ふむ。やはり『創』1つだけでは、いまいち本来のパワーが出せないな」
「っ、
「やぁ
「大きなお世話よ!」
怒る
そしてそれをギュゥッと握り締めて、体内に取り込んだ。
「これで完全体になれた。いや、戻ったと言うのが正しいか」
黄金のモジシャンの輝きが一層増す。まるでその力を誇示するかのように。まるでパワーアップしましたよと、言わんばかりに。
「最悪の状況になっちまったな……」
装甲の下で唇を噛む
そう。状況は最悪だった。
黄金のモジシャンは、変身に必要な片方の文字石を
だが、その石は
しかもそれだけではない。
「っ、プロトドライバーが……!」
さっきの攻撃で
これではもう、
「そのプロトドライバーは私の研究の、最大の汚点だったからね。それに『止』の能力は、私にとっても少々厄介だ。
4倍の出力を取り戻した
つまり理論上、2対4になった。戦力差が広まってしまったのだ。
「でも、やるしかないよ」
「ああ、そうだな」
刀とつるはしを握り締める
2人はやる気満々だ。たとえ不利な状況でも決して諦めない不屈の心、それを彼らは持っていた。
だが、そんな2人に
「逃げるのか!」
「私は忙しい身でね、旧式の君達と遊んでいる暇は無い。それに
2人を嘲笑うかのように、
「追うわよ
「当然だ!」
あと追おうする2人のモジシャン。
それに待ったをかける者がいた。
「待て……」
「
「……?」
「私は
傷口を押さえながら、
「
社長の言葉にその場にいた全員が驚きを隠せなかった。
「
本来、『止』による静止時間は5分。
だが黄金モジシャンの力は強すぎて、1分25秒の静止が限界らしい。
この情報は本当だ。
仁の持つ『止』を危険視していた
もし黄金モジシャンが『止』を受けた場合、どうなるか。
その計算結果が、1分25秒の静止。
それを
「それに、傷ついた
これは
社長も社長なりに、責任を感じていたのだ。最初に乃々をモジシャンに勧誘したのは自分。自分が誘わなければ、乃々も苦しまずに済んだのかもしれない。
「お断りします」
だが、そんな気遣い、
「今の不意打ちで、
「それに私にもモジシャンとしての意地があります。このまま引き下がるわけにはいきません」
「……いいのか? 本当に女としての君は消滅するぞ」
変身を解いた瞬間、
「もういいんです、女でも男でも。私を愛してくれる人が、
「
彼らの覚悟を見た
その代わりに、こう言った。
「
「「了解!」」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
登場人物情報が更新されました
・
19歳。中性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
赤いモジシャンに変身する。
本当の性別で男で、『女』
彼女の瞳に、もう迷いは無い。
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青もしくはオーシャンブルーのモジシャンに変身する。
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
・
40代。男性
ワードカンパニー社長。
白のモジシャンに変身できる。
モジシャン達のおかげで人間に戻れた。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダー2号。
・
18歳。女性
ワードカンパニーの秘書。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーレーザー(バイクゲーマーLv.2)
・
40代。男性
黄金のモジシャンに変身する。
『壊』を回収し、完全な力を取り戻す。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーデューク(レモンエナジーアームズ)
・
29歳。男性。
黒もしくは灰色のモジシャンに変身した。
プロト
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーナイト
・
享年20歳。女性
マゼンダ色のモジシャンに変身した。
プロト
あの世から皆を見守っている。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーオーズ(ガタキリバコンボ)
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