1÷3=3
バラバラに、3つに割れた。
そのはずだったのだが……。
その時、不思議なことが起こった。
ペンダントが、砕けたはずの『女』
「え、なになに、なんなの?」
石の輝きはどんどん激しくなり、その光が
「
慌てて
その時だった。
光が分かれた。
そして光達が止むと……。
「……の、
「!!」
2人の反応は至極当然だった。
何故かと言うと……。
「……え」
「え」
「え?」
赤いモジシャンが、
仮面ライダーナイトのトリックベントか、ディケイドのイリュージョンか、ウィザードのコピーか。
とにかく、
いや3人になっただけではない。
「! 声が……」
「元に」
「戻ってる……!」
声だけじゃない。
膨らんだ肩幅も元に戻った。
ようするに、
同時刻。病院にて。
ノートパソコンを通じて、
「どういうことでしょう……?
少し間をおいてから、
「
「え? ……すみません、勉強不足で」
「『女』という漢字を分解すると、平仮名の『く』、カタカナの『ノ』、漢字の『一』になるから、だろ」
「おそらく。それと同じことが、
と、
もちろん、この考察が正しいのかどうかは、誰にも分からない。
そもそも
それにヒビの入った『女』が『く』『ノ』『一』に分かれたからといって、男性化していた
やはりありえない。
だが、実際、そのありえない状況が起こっている。
奇跡、としか言いようが無い。
「……」
「……」
「……」
3人の乃々はお互いを見合う。
そして先ほどと同様に、光が3つに分かれる。
3つの輝きは、それぞれ3人の
すると光が弾け、彼女らの手元に武器が、新しい武器が出現した。
銃、刀、杖。3つの武器。
さきほど
銃は
「ピストル……?」
杖は
「棒……?」
刀は
「か、刀? ……っていつもどおりか」
3人の
もし、ドッペルゲンガーのような、自分と同じ容姿の存在に出遭った場合、人はどんな反応をするのだろうか。
驚き慌てふためくのだろうか。
冷静に状況を観察するのだろうか。
夢だと思うのだろうか。
人それぞれだろう。
そして
「俺はお前だ!」
「僕はあなた!」
「私も私!」
「「「超協力プレイで、クリアしてやるぜ!」」」
3人の
彼女らの心はただ1つ、必ず
1人は
「ほら
「4人同時プレイいきましょう!」
「ドラゴナイトハンターZ!」
「お、おうっ!」
今まで呆気に取られていた
さきほどまでは
2対4の戦いであった。
だが、
戦力差はなくなった。
いや、それだけではない。
4対4というのは、合計能力値の話。
数で見れば、4人と1人で、4対1。
能力値は互角、兵数は4対1。
つまり……。
「はぁ!」
「てやぁ!」
「とりゃ!」
4人の攻撃に
「決めるぞ!」
――テンサク、フィニッシュ!!――
「「「オーケー!」」」
――テンサク、フィニッシュ!!――
――テンサク、フィニッシュ!!――
――テンサク、フィニッシュ!!――
4人は一斉に青いボタンを押し、エネルギーを溜める。
「ふざけるな……ふざけるなぁ!
――ピリオド、ストライク!!――
怒り任せに青いボタンを押す
ぶつかり合う4つの武器と、1つの拳。
勝ったのは、
4人の必殺技に圧倒され、
そしてその勢いのまま、
「勝った……勝ったぞ
「「「っしゃぁ!!」」」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
登場人物情報が更新されました
・
19歳。女性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
赤い
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青もしくはオーシャンブルーの
3人の
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
・
40代。男性
白の
病室から
好きな仮面ライダーは、仮面ライダー2号。
・
18歳。女性
病室から
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーレーザー(バイクゲーマーLv.2)
・
40代。男性
黄金の
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーデューク(レモンエナジーアームズ)
・
29歳。男性。
黒もしくは灰色の
病室から
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーナイト
・
享年20歳。女性
マゼンダ色の
あの世から皆を見守っている。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーオーズ(ガタキリバコンボ)
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