第4章 新フォームはヒーローの嗜み
トマーレ
8月1日。
いつも
肝心の
また、さきに
それがこの数日間の、
だが、今日は違った。
「
今まで
2人は1度別れて
別々の地点で2人が
そして、早く決着が付きそうなのは、
――テンサク、フィニッシュ!!――
「必殺、キーボンバー!!」
キーメイスの打撃を、
「よし1丁上がりっと。早く
石を拾おうと、
身体が、
「無様だな。町を守るヒーローさんよ」
「っ、
だがその姿はいつもの黒い装甲ではなく灰色、グレーのモジシャン。
また、持っている武器もいつもと異なる。仁はイヅチとは別の武器……トンファーと呼ばれる棍棒を装備していた。
「てめえ、俺に何をしやがった!?」
自分の身体が動かなくなった原因は
その勘は当たっていた。
「お前の恋人から貰った石、俺との相性がピッタリだったよ。しかもカタカナのおまけつきでな。……そうだな、あのクソ科学者風に言うなら、こいつの名は『トトンファー』だ」
「トトンファー……そうか『止』の石か!!」
片仮名の『ト』の元になった漢字は『止』。
その
つまり石の力で
止まった
「『止』で物質を止められるのはたったの5分だ。しかも、1度停止させた物質をもう1度止めるには、1時間待たなければならないという欠点もある。だが、5分間その物質は絶対に動けない」
拾った石を懐にしまい、プロトドライバーの青いボタンを
――DESTROY ERASER――
「消えな、半人前」
トトンファーにエネルギーを溜め、
そして
実はトトンファーが
だが、やはりエネルギーの溜まった攻撃の勢いは凄まじく、
「ついでだ。こいつも貰っていくぞ」
そう言って、
「ま、待ちやがれ……」
早くこのことを、
なんとか身体に力を入れて、勇助は立ち上がる。しかし、その足取りはフラフラだった。
その時だった。
角からバイクがやってきた。黒いオフロードバイク。
そのバイクが
バイクに乗ってやって来たのは……。
「おやおや、随分派手にやられたね、
「おっさん、なんでここに……。いや、来てくれて助かった。
「うむ、私もカメラを通じて事態は把握している。だが私が
「だが、俺の
そう。モジシャンに変身するには
さっきの戦闘でドライバーは壊れてはいないが、肝心の
いくら今の
「
不適に笑う
「その石は、
100パーセントじゃないのかよ、とツッコむ
腕を組みながら
「変身自体は100パーセント確実に成功するはずだ。だが問題は、その
普通の人間に戻れなくなる、という言葉の意味がイマイチ分からなかった
だが要するに、10パーセントの確率で危険ということだ。1割の確率というのはギャンブル等で考えればそこまで高くない数値だが、命に関わるとなるとその数値は限りなく重くなる。
今、
だがそんな問い、
「悪いおっさん! バイク借りるぞ!!」
「……せっかちなやつだ。まだどんな
やれやれとため息をつきながら
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登場人物情報が更新されました
・
19歳。女性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
赤いモジシャンに変身する。
現在、別のエリアで、
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青いモジシャンに変身する。
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
・
40代。男性
ワードカンパニー社長。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダー2号。
・
18歳。女性
ワードカンパニーの秘書。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーレーザー(バイクゲーマーLv.2)
・
40代。男性
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーデューク(レモンエナジーアームズ)
・
29歳。男性。
黒もしくは灰色のモジシャンに変身する。
・
享年20歳。女性
プロト
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