デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!
「あとはあの死神もどきだけね」
「忘れるな。あいつの
残ったネクロマンサー
するとまた、
しかし、地面から現れたのは、
人間。復活したのは一人の女性だった。
いや人間というには程遠い。
ボサボサの髪に、焼け爛れた皮膚、ところどころ剥き出しになった骨。
人間と言うよりゾンビを言う方が適切だった。
こんなゾンビを出現させてどういうつもりだろう。
同じ人間なら攻撃できないとでも思ったのだろうか。
確かに敵が綺麗な人間の容姿だったら少しは躊躇したかもしれない。
だが相手は醜いゾンビ、抵抗は無い。
しかし、そう思っているのは
「っ!!」
イヅチを持つ彼の手が震えている。呼吸も荒い。何をそんなに驚いているのだろうか。
仁の様子がおかしいことに気付く
しかし
「だい、いだ」
不気味な声ではあるが、まるで本当の人間のように苦痛の叫びを上げる女ゾンビ。
「なんだか、やりにくいな。……さっさと倒すに限るぜ!」
――テンサク、フィニッシュ!!――
「っ! よせ!!」
――DESTROY ERASER――
ぶつかり合う2つの力。爆発する力と力。
爆発に巻き込まれ、
「痛ぇ……おい
それもそのはずだ、
「……」
謝りもしなければ、ゾンビを庇った理由も話さない。
「そうか、お前がやる気だっていうんなら、交渉決裂だ。行くぞ、
「う、うん」
その時だった。
『待ってください!』
通信で
「なんだよ、
『そうではありません。2人ともよく聞いてください。あなた達の目の前にいる女性、その人は……』
次の瞬間、
『
そう。
かつて
合点がいく
兄が妹を守る、至極当然のことだ。
だが……。
「
そう、それは人間とは程遠い、ゾンビ。
だがそんなこと、
「俺はこの時をずっと待っていた。妹を生き返らせるため、俺は石を探した。『生』、『蘇』、何でもいい、
「どら、かし」
不気味な声を発するゾンビ。
こんな姿でも、仁にとってはかけがえのない妹、
「よく見ろそいつはゾンビだ! 会ったことはないけど……お前の妹さんはそんな醜い姿じゃないはずだろう!!」
「確かに完璧とは言えない。……だが不完全とはいえ、
イヅチを振りかざす
「
強く頷き、
しかし
「どら、し」
「
どうやらこの
「いば、か」
普通のゾンビなら、もしかしたら躊躇い無く乃々は攻撃に転じられたかもしれない。
「ば、かし」
だが、このゾンビは
「らい、し」
どうにかして、
「どら、かし」
不気味な声を発し続ける
それは何の意味も持たない、言葉というよりただの雑音だった。少なくとも、
「ば、かし」
「……?」
だが
何かを感じた。
「どら、かし」
「っ、もしかして……!」
その時だった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
登場人物情報が更新されました
・
19歳。女性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
赤いモジシャンに変身する。
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青もしくはオーシャンブルーのモジシャンに変身する。
仁と戦闘中。
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
・
40代。男性
ワードカンパニー社長。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダー2号。
・
18歳。女性
ワードカンパニーの秘書。
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーレーザー(バイクゲーマーLv.2)
・
40代。男性
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーデューク(レモンエナジーアームズ)
・
29歳。男性。
黒もしくは灰色のモジシャンに変身する。
・
享年20歳。女性
プロト
文字化けの能力により、ゾンビとして復活した。
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