ライドベンターよりチーターレッグの方が速そう
何故彼は、
今頃、
左腕は大丈夫なのだろうか、とか。
「ピンチみたいだよ、
突然の言葉に
そしてゆっくりと声のした方を振り返る。
「やあ、生身で会うので初めてだね。
そこにいたのは40代くらいで、白衣を着た中年男性。
彼はアタッシュケースをまるで手提げカバンを振り回す小学生のようにクルクル回しながら、
「その声、通信の時の……」
初めて変身した時に、初めて戦った時に、助言をくれた男の声だ。
「あなたは一体……いえ、それより
男はまあまあと宥めながら、ゆっくりと
「今回の
クスクスと笑いながら男は
「なんでそんなことを……」
「私は
やや腑に落ちない
だとすればこんなところでジッとしていられない、
だが今の
たとえ戦い現場に出向いても、戦えない
でも、
「いい顔だ。男に尽したいと思う女の顔。いいねぇ。そんな一途な君にプレゼントだ」
男はアタッシュケースからあるものを取り出し、
そのあるものとは……。
「これって
「こういう大事なものはね、スペアがあるものなんだよ。電王のライダーパスのようにね」
男は不適な笑みを浮かべる。
大事な物なら投げるなよ、と言いたい。それこそ電王のパスのように。
スペアの
「
社長を下の名前で呼び捨てすることから、この男の地位の高さがうかがえる。
「
ふむっと言いながら男は腕を組む。
彼のこの様子から察するに、どうやら他にまだ条件があるようだ。
「単に
現在
その組み合わせ数は6400通り。
その全ての組み合わせで実験したが、
「まあ、今は
彼女の答えはすでに決まっていた。
「
「愚問だね。変身すれば当然走力も上昇する、そのスピードは四輪車並だ。ここから現場に着くのに5分もかからないね」
男が言い終わる前に
「変身!」
――トメル! ハネル! ハラウ! レッツ、カキトリ!!――
「ありがとうございます、ベルトさん!」
「だからベルトさんじゃないって……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
登場人物情報が更新されました
・
19歳。女性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
何故か
スペアの
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青い
左腕を負傷中。
現在、
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
・
年齢不詳。男性
好きな仮面ライダーは、仮面ライダー2号。
・
18歳。女性
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーレーザー(バイクゲーマーLv.2)
・ベルトさん(仮名)
40代。男性
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