黒いモジシャン
瞬時に目を瞑る
彼女は死を覚悟した、
だが。
「……」
手が震える
彼は振り上げた鈍器を下ろせずにいた。
その瞬間、
爆風と爆炎が
彼はその場に倒れこむ。
「
虫の息になった
「ハァ、ハァ。……やっぱり、俺にはできないや。
ギリギリのところで
やはり優しい彼にはできなかった、愛する人を倒すなんて辛い芸当は。
「だらしねえヒーローさんだな。お前を見ていると、イラつくぜ」
陰から現れる者は1人の男。
「誰よアンタ……」
「お前らみたいな半熟ヒーローなんざ、俺が全員倒してやるよ」
そう言うと、男が懐から何かを取り出す。
それは……。
「
しかし、形が似ているだけで色は全く違う。
2人の
謎の
「変身」
――START WORDING――
まるで電子英和辞書の発音機能のような機械音声が鳴る。
アーマーがどこからともなく現れ、男に装着される。
男は黒い装甲の戦士となった。
「
そう。それはまさに
だが2人とは異なり、異彩なオーラを放っている。
「まずはそこの死に損ないからだ」
「!! させない!!」
男の標的が
「女風情が
黒い
殴る蹴るパンチキックの応酬。
攻撃と防御と回避。
「くっ!」
この戦い、黒の方が優勢だった。
さっきの
この6日間、男はずっと見ていたのだ、
そして
だから彼には分かる、次の
どんな攻撃をしてくるのか、どのようにして防御するのか。
「や、やめろ!!」
力を振り絞り、黒い
「雑魚が。来い、
男が手を天に掲げると、大槌が出現。男はそれを手に取る。
「おらよ!!」
たまらず手を離す
さらに大槌で殴る男。
「
恋人を攻撃されたことにより、
彼女は怒り任せに攻撃を仕掛ける。
だがこの前の『
ましてや相手は大槌という武器を持っている。
丸腰の
「諦めな、女。
「
文脈と状況から察するに文字の片仮名でないことは、
「なんだ。
その態度に
「
何故この男はそんなに詳しいのだろうか、
だが今の彼女に、答えを考える余裕はない。
「お前が持つ
「……武器の有無が勝敗を分けるのなら、これならどう?」
それは……。
「
それは
彼氏の鈍器を
「これで互角……互角、ごか、あれ? なにこれ、なんで動かないのよ!」
いや、正確には持ち上げようとした、と言った方が正しい。
しかし鈍器はピクリとも動かない。
重くて動かないというより、地面にがっちり固定されている、そんな感覚を
「馬鹿かお前。
「え、そうなの!?」
「……とんだ茶番だな。これで終わりにしてやる」
そう言うと男は
――DESTROY ERASER――
「安心しろ、死なない程度に手加減はしてやる」
男は
そして
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
登場人物情報が更新されました
・
19歳。女性
ミスコンで銅賞を貰えるほどの容姿を持つ。
彼氏持ち。
何故か
謎の黒い
好きなライダーは、仮面ライダー電王(超クライマックスフォーム)
・
19歳。男性
青い
現在、戦闘不能状態。
好きなライダーは、仮面ライダーディケイド(通常形態)。
・
年齢不詳。男性
好きな仮面ライダーは、仮面ライダー2号。
・
18歳。女性
好きな仮面ライダーは、仮面ライダーレーザー(バイクゲーマーLv.2)
・
40代。男性
・謎の男
年齢不詳。男性。
謎の
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