概要
@kuronekoyaさま主催の自主企画『架空日記』(期間終了)に参加していた作品に、「その後のストーリー」を2パターン付け加えて掲載しました。
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北関東の内陸部、周囲を広大な田畑で囲まれた陸の孤島と呼ばれるつくぼ市の郊外に、国立研究開発法人異世界転移研究所があります。
私、梅園ひまりは企画課の広報スタッフとして働く23歳。
のどかな自然と一体化した広大な敷地をもつ研究所が私の職場なんだけど、やっぱり研究所で働く人ってどこか変わってる人が多いのよね。
ほら、天才となんとかは紙ひt(ry
とにかく、そんな人たちに振り回される毎日をなんとなく日記として書き始めてみました。
飽きっぽい私の日記はやっぱり1ヶ月で止まっちゃった💦
けれど、その後も書き留めておきたいことがあ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ひまりちゃんのクールな乙女心がつまった日記をそっと……
これは日記形式の物語で、やはり日記です。
主人公は異世界転移研究所につとめる、ごくごくありふれたかわいいOLのひまりさん。
そこに登場するのは野趣あふれる外見と体臭の松代さん。
かたやイケメンながら老人の穏やかさをもつ天久保さん。
その二人が載せられた天秤が、毎日のようにカタカタと傾いていくのですが、そこがなんとも言えず魅力的な物語になってます。
しかも読者に投げっぱなしともいえる簡潔にして、核心のない日記!なんかもう少しだけ先を読んでみよう……なんて感じで物語は進みます。
そしてラストでは驚愕の展開が!な感じがまた楽しい物語です。
なんとなくクールだけどやっぱり優しくてかわいい主人公、そ…続きを読む - ★★ Very Good!!ゴリラという響きはなんでこんなにも蠱惑的なんだろうか……
何気なく古本屋さんに入って、何気な~く手に取った本。よく見ずに買って家に帰ったら、落書きがいっぱい。なんだよこれ! って叫ぼうとしたら、その落書きがネタ帳のように酷く面白かった……そして、最後のページには『〇〇図書館』と書かれてて、「図書館の本に落書きしたあげく、売りさばいてんじゃねぇよ!」とオチまで付けて叫ばされる。
今作のレビューですが、なんかそんな感じの気持ちになりました。
え? レビューになってませんか?
そうですねぇ……
ただ、これだけは言わせてほしい。
ゴリラという響きに少しでも何かを感じたならこれを読んでくれ、と。
作者様の作品は、
「うんりょーのコイ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ほのぼの明るくて、みんな変人!?そんな研究者達との楽しい1ヶ月。
異世界転移研究所総務部企画課広報スタッフである主人公、梅園ひまり。彼女の働く研究所には、素敵で変人(!?)な研究者達がいっぱい。そんな彼らの風変わりな1ヶ月間の研究所ライフを、ひまりの日記を通して覗き見る…ほのぼの楽しく、個性あふれる作品です。
作者様ののびのびとした発想力と、それぞれのキャラクターを魅力的に描く筆力が存分に発揮され、毎日の登場人物達の働きぶりがユーモラスに、時にキリッと凛々しく描かれます。研究に打ち込む彼らの、どこかマニアックで常識はずれの思考回路や行動は、読み手の心をグッと掴んで離しません。
kuronekoya様主催の、1ヶ月間という期間限定の『架空日記』企画への参…続きを読む - ★★★ Excellent!!!いやいや、むしろここからでしょう、と続きを期待してしまいますぜ!
自主企画『架空日記』参加作品ということで、日々の出来事を日記形式で描かれた物語。
企画の締め切りが決まっているとのことで、いったん完結になっておりますが、とても残念です。なぜなら、とても面白いのです。
国立研究開発法人異世界転移研究所なる舞台からして、何が起きてもおかしくないこと。さらには登場人物が魅力にあふれ、むしろここまでが序盤であってもおかしくないと思われるからなのです。
ラブコメを描かせたらカクヨム界でも屈指の作者が、自由な発想をさらに発揮してくれています。たとえば、主人公のひまりちゃんが想いを寄せているはずの天久保さん。でも、中盤からひまりちゃんの心理がなぜか揺れ始めます。このあた…続きを読む