第5話 当事者、冒険者を圧倒する!
僕は悪夢か何かを見ていた。
ここに集まっているのはバーウィッチでもトップクラスの冒険者ばかりだ。
それが、たった一人。
たった一人の、『
「大丈夫、
「うん。でも自分の魔法にやられるなんて……」
僕は妹の
そこには既に
隅には
戦闘が始まってまだ数十分、討伐隊の4人が負傷しているのだ。
「何なんだよアイツは……」
今はタイラーさんとエリーゼさんが、何とか前線で押さえ込んでくれてい……
「あッ……タイラーさんが……」
思わず言葉を失った。
「無茶苦茶だ……」
遠距離攻撃である、弓も魔法も効かない。
剣も全て
近距離、中距離、遠距離、全ての範囲で攻撃を仕掛けて来る。
「ここは一旦引くぞッ!」
タイラーさんがやられた事もあり、一先ずの撤退をサンディスさんは指示した。
『何や、もう終わりかいな』
僕らが撤退すると、
***
「ありゃー
脇腹に一撃を喰らった、ダルベルトさんが夕食を食べながら語っていた。
取り敢えず、負傷した全員の回復は終わり、明日に向けての作戦会議が行われていた。
「状況に応じて武器を変えてくるのよッ」
「俺たちの攻撃が一切通らないのが、ヤバいよな」
みんな各々で感じた意見を述べている。
『戻りました』
突然、暗闇から声が聞こえ、全員が一瞬身構えた。
「ああ、ヴィンセント。彼女はどうだった?」
どうやら偵察に行っていたヴィンセントさんが帰って来た様だ。
「対象は呑気に焚き火をしながらエールを飲んでました」
「そうか、それ…『おーいッ!』」
報告を聞き終えサンディスさんが指示を出そうとした瞬間、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
『おーいッ! なぁ、一緒に飲まへん?』
突然の出来事に、全員がその場で凍りついた。
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【
【ダルベルト】
「黒髪なんて珍しいな」
【アルマルク】
「結構タイプかもッ♪」
【ダミア】
「……若い子ね」
【玄】
魔法剣士 男 13歳
「阿呆そうだなー」
【翠】
「頭悪そう……」
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