第9話 勇者様(仮)、自身の力を自覚する?
興奮して燥ぐ
【名 前】 カオル=アサヒナ
【年 齢】 17
【職 業】 異世界から来たチンピラ
【レベル】 10
【状 態】 ほろ酔い
【体 力】 267
【魔 力】 180
【攻撃力】 203
【防御力】 156
【俊敏性】 178 (−20)
【スキル】
空手 Lv.9 集団統制 Lv.4 料理 Lv.1 鑑定 Lv.1
アイテムボックス 異世界会話 Lv.1
剣術 Lv.6 双剣術 Lv.3 投擲術 Lv.3
底力 Lv.2 狂人化 Lv.2
【ユニークスキル】
この【ユニークスキル】って何やろ?
ふと、ステータス画面に触れてみると、画面が切り替わった。
【
武術、格闘、戦闘系スキルを一瞬で獲得できる。
更に、武術、格闘、戦闘系スキルのレベルが上がりやすくなる。
めっちゃ凄い、スマホみたいやッ!
感動した私は次々とスキルをタッチして内容を確認していく。
あ、料理のスキルもあるやん!
「なーなーなーッ! 見て見て、
「「何がすごいんじゃ(ですか)?」」
料理下手な
クソッ! ちょっと可愛いからって
「それよりもカオル殿、其方はアイテムボックスは使用しないのかの?」
落ち込む私を他所に
「別に使わんでも、カバンに入れたらええんちゃうん?」
私が少し
「アイテムボックスはの。その名の通り、
「商人であれば持っているだけで誰からも羨まれ、大商人に成る為には必須のスキルと言われているのじゃッ!」
私の肩を揺さぶりながら力説する
「騙されたと思って使ってみなされ」
そう言われて、私はカバンから
すると、一瞬で
そして、アイテムボックスを確認すると、そこには私の
「うわッ! 四次元ポ◯ットやんッ!」
そこから私はカバンとカバンの中にあった
「噂によれば、アイテムボックスはどんな大きさ、重さの物も……」
「おっちゃん。今なんて言った?」
「だからの、アイテムボックスは『どんな大きさ、重さの物』も入れ……ってカオル殿!? どこに行くのじゃ!?」
私はそれを聞いた瞬間、気がついてしまった。
こうしちゃ居られないと、私は走り出しその場を後にした。
「いろいろ、あんがとーおっちゃん!」
私はギルドの入り口で振り返りお礼を述べてから、再び走り出した。
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