第8話 チンピラ、手厚い歓迎を受ける?
どうやらルクア傭兵団の連中が早くも
「おい、ダラム。酒場に戻って、
「な、何を言ってるんですか!?」
「じゃあお前は、あんだけの連中に勝てるんか?」
「そ、それは……」
私の言葉にダラムは顔を伏せる。
「グダグダ言ってないで、早よ行けッ!」
「はいッ!」
私が一喝すると、ダラムは振り返って走り出した。
「さてと」
私は髪を解き、臨戦態勢に入る。
ん? メッシュは前髪には入れてなかった筈やけどな。
解けた髪の間から見える赤色のメッシュが増えているようだった。
だが、そんなことよりも、今は目の前の
私は気合を入れ直し、彼らに対峙する。ざっと見えただけで、子分共よりも数が多いことはわかった。
「これまた盛大な人数で、偉いさんでも迎えに行くんか?」
私にの
「チンピラ風情が俺らに舐めた口聞いんじゃねえぞッ!」
「降参するなら今だぜ。そしたら殺しはしないさ、楽しませて貰った後に奴隷になるだけだ」
「俺ら全員の相手してからじゃ奴隷としての価値はなくなりそうだがなッ!」
『『『ガハハハッ』』』
何やら笑えない冗談を言って、
「なんやねん、そのおもんない冗談は。マジで白けるわ」
再びの
「俺らに喧嘩売った事、後悔させてやるッ!」
『『『おらぁーッ!』』』
先頭に立っていた
勿論、全員が全員、得物を持っている。
「早速出番やで、相棒ッ!」
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【ステータス情報】
【名 前】 カオル=アサヒナ
【年 齢】 17
【職 業】 異世界から来たチンピラ
【レベル】 4
【体 力】 230
【魔 力】 20/120
【攻撃力】 130 (+100)
【防御力】 125
【俊敏性】 120
【スキル】
空手 Lv.7 集団統制 Lv.4 料理 Lv.1 鑑定 Lv.1
アイテムボックス 異世界会話 Lv.1
【ユニークスキル】
【装備】
護身用の
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