概要
奇々怪々妖怪絵巻
幽霊や精霊や妖怪やクリーチャーやらのスピリチュアルな存在が明るみに出たのはつい二世紀前の事。
二世紀前の二十一世紀の大晦日、突如として彼らは現れた。
地方の火山にサラマンダーとイフリートが、
大海原にはクラーケン、
森にはエルフが住み着いて、
都市にはクイックシルバーが飛び交い、
歴史的建造物達が付喪神に早変わり、
空を見上げれば龍が飛ぶ。
彼らがこの世界に現れたのか、この世界が彼らの世界に行ってしまったのか、元から居て見えるようになったのかは今更分からないし、解明しても意味がない。
二十一世紀の御先祖様達は突如として現れた彼らに大層驚嘆し、紆余曲折を経て彼らとの共存を望んだ。
それから二百年経った二十三世紀、科学は微妙な発達を見せ、日本でオトギと呼ばれるようになった
二世紀前の二十一世紀の大晦日、突如として彼らは現れた。
地方の火山にサラマンダーとイフリートが、
大海原にはクラーケン、
森にはエルフが住み着いて、
都市にはクイックシルバーが飛び交い、
歴史的建造物達が付喪神に早変わり、
空を見上げれば龍が飛ぶ。
彼らがこの世界に現れたのか、この世界が彼らの世界に行ってしまったのか、元から居て見えるようになったのかは今更分からないし、解明しても意味がない。
二十一世紀の御先祖様達は突如として現れた彼らに大層驚嘆し、紆余曲折を経て彼らとの共存を望んだ。
それから二百年経った二十三世紀、科学は微妙な発達を見せ、日本でオトギと呼ばれるようになった
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!妖怪好きなら絶対にお薦め。不思議世界で展開するノンストップバトル
この作品の舞台は、妖怪や鬼といった超自然的存在(オトギと総称される)と人間が、紆余曲折を経て共存することとなった近未来。主人公・タローは、浮世絵町の「超常現象対策課」の一員として、持ち込まれるさまざまな依頼を解決する日々だ。あらすじからは、「少し不思議」な公務員のお仕事系小説という印象を抱くかもしれない。正直、私もその一人だったわけだが、読み進めるうち、この期待は、いい意味で裏切られた。
ある日タローが引き受けることとなった依頼は、キョンシー少女の護衛。彼女を追って浮世絵町へと飛来するネクロマンサー、道士・王志文と、タローの上司である炎の魔女・ユカリとの、度肝を抜かれる異能バトルに突入…続きを読む