怪奇！殺人猫太郎

「山、やってるよね？」「やってはいるけど……」

膨大な量を誇る赤川次郎作品ですが、「一人の人間が通して読み感想を述べる」事が一つの指針になればと思い感想文を書いています。2019年10月に『赤川次郎アーリーデイズVol．１』と…

　知らない人が多いと思うけど、僕は5月10日から9月5日まで病気で入院していた。病名は脳梗塞。 　文章が書けなくなり、絶望のあまり死を望んだこともあるが、今では立ち直り、このよう…

僕（君）：著述業、凡人。 友人：探偵、奇人。 本とインターネットを安楽椅子に、「友人」こと名探偵が活躍する新感覚ミステリー。

中規模の開発会社が受注したソシャゲの開発プロジェクト、予算は数億円。 言うことがころころ変わるクライアント、仕事をしないディレクター、白紙の仕様書。 スケジュールは超過して…

なりふり構っちゃいられない。 この世知辛い時代に、もし作家でありたいと望むなら。 ※本作のタイトルは作品名であり、実際のキャンペーンではありません。 【書籍化決定のおしらせ…

マザーズテイスト社炎上事件。関係者は頭を抱えていたが…… 以下の作品のSSです。 火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿 | メディアワークス文庫公式サイ…

日々友人たちとゲームに興じる女子高生・平澤瑠璃子は、ある日両親からゲーム禁止を言い渡され、ゲーム機にロックを掛けられてしまう。 こんなの、冗談じゃない！ 瑠璃子はハッカー紛い…

　文科系サークル映画研究会に所属する大学生磯野。彼は、八月七日を境に奇妙な世界に迷い込んでしまう。色彩が薄く、無人・無音の空間。その異世界との接触以降、超常現象に巻き込まれていく…

　西暦2395年。常陸都 東京市、城南大学の史料編纂室より。 　未だ真相が知れない、100年前の、あの事件。 　中核に触れようとするほど、茫として焦点を失う。 　ただ、当時のロ…

【2018年4月28日　KADOKAWAより発売】 　上原蒼は日曜日になると、海辺の病院へ行く。初鹿野ハルカと駒木沙也に会うためだ。ハルカはもう半年以上その病院に入院しつづけて…

古本探偵スピンオフは謎のリアルタイム・ノンフィクション。 戦時下、フィリピンはルソン島に没した探偵小説家、 大阪圭吉の未確認原稿を本当に探しています。 現在見つかったのは数編ほど…

虹の橋へ渡る猫と、虹の橋のたもとに住む猫たちのお話です。 続編「歌うたいの猫と雪のオルゴール」 https://kakuyomu.jp/works/16818023214036…

深海系ＳＦ百合　完結 数百年後の未来。人類は8000メートルの深海へと生活圏を移していた。 巨大海洋生物ヴァスィリウスによって地上を破壊されたためだった。 深海に移住してもな…

９０年代読んだ小説を、いま丁寧に読み返してみよう的な。たまに８０年代やゼロ年代に入りもするけど、それはそれ。

1920年代～30年代にかけて英国で発表され、日本では20世紀末からほぼ全作が紹介されたドロシー・Ｌ・セイヤーズのミステリ＜ピーター卿シリーズ＞についての魅力や雑感などを作品ごと…

大正・昭和戦前戦中の話を書くのに使った、主に紙の資料のご紹介です。皆様の創作の参考になれば。ニッチ過ぎてならないかもしれませんが、いずれもネットで中古本・古本として買えます。 歴…

アイスダンスが何かなんて知らなかった。 ただ負けたくなかった―― 幼なじみの果歩（かほ）に誘われスケート場で放課後を過ごす日々を送っていた中学生、天宮制覇（せいは）。 彼にと…

　高校教師の常一《じょういち》は、異母妹の円理《えんり》とともに山形県の田舎町で静かに暮らしていた。 「俺は妹を食いたいと思っている。性的な意味ではない。肉料理としてだ」 　とい…

平凡なアルバイト青年・西鷺宮深蔓（にしさぎみや・みつる）は、顔も知らない祖父が残したという遺産を受け継ぐことになる。 しかし、その「遺産」はただの財産ではなかった。 日本の中に…

“これから死ぬ人の姿が見える"不思議な力を持つ風見夜子と、彼女に死の宣告を受けて救われることとなった凪野陽太。彼女のその力を使って、少年少女は理不尽な死から人々を助けていくことと…

静岡西部、遠州の浜にひっそりとある清明塚。 遠州七不思議の八番目かもしれない清明塚。 安倍晴明ゆかりと伝えられるその小さな塚で「私」が出会ったものは…? ファンタジーですが怪奇…

　人生のあらゆる情報を、バイオローグと呼ばれるデータに記録し、そこから‘死者の人格の再現’さえ可能になった未来。 　自分の身に一切頓着しない、変わり者の“篠路ミキ”と生活する‘わ…

大学二年生の依利江が旅の誘いを受けたのは、夏休みも近い放課後の小田急線だった。 旅の行先は、東日本大震災津波被災地、東北！ 発案者は同じ学科生の三ツ葉。 インドアで人に流されやす…

　先日、ふと思いついて、1本あたり1～2時間ぐらいで衝動的に書いちゃった代物。 　これからもネタを思いついたら、続きを書いていくかもしれません。あまり期待しないでお待ちください。

長瀬巧実のもとに突如としてやって来た美少女。 ラインと名乗ったその美少女は、自身を見習い魔女だと言い、魔女試験のために巧実を幸せにすると宣言する。 見習い魔女による「巧実を幸せ…

これは、とっくの昔に終った筈の＜世界＞と、＜僕＞らの思い出たちにまつわる小さな物語だ。

　おいらはいつもリョウマといっしょだ。10年前、暗殺を逃れて海外へ脱出しようとするあいつの背中に、だれかが強引に赤ん坊のおいらをくくりつけたのだ。なんてムチャなことをするんだ！ …

小瀬川伊吹（こせがわいぶき）、十六歳・高校二年生。 大ヒットAC（アーケード）ロボットゲーム『奏甲託閃（そうこうたくせん）のオラクル・ギア』をこよなく愛する彼は、オラクル・ギアの…

　初出は同人誌〈星群〉50号（1983年5月発行）。書いたのは確か1982年の暮れあたりだったと思います。 　まずは時代背景から。 　今でこそ女の子がロボットや戦車に乗るのが当た…

昔書いた短編です。 置き場がないので置いておきます

ニュートリノを観測する天文学者と、エキゾチック原子を作る物理学者。ふたりは浜辺を歩いていた。世の中でいちばん必要な存在として……。

1989年作。「ファンロード」増刊の「FRハンドブック'90」（ラポート）に掲載されました。

　底辺ラノベ作家・石川布団と人語を解する猫・先生のラノベ新企画をめぐる苦悩と法悦の日々。 （このお話はフィクションですのであまり真に受けないでくださいね） 　書籍化が決まりま…

山梨の高校に通う女の子　小熊。 　両親を失い奨学金で慎ましく生活する小熊は、友達も趣味も無い、何も無い暮らしを変えるべく中古のスーパーカブを買った。 　一人ぼっちの女の子と、世界…

私は帰りたい。 文章でさえなく、文章をたれ流すプログラムコードです。 忙しいのでゴミみたいなコードしか書けません。 そのうち直すかもしれませんし、ゴミはゴミらしくゴミ箱行きかも…

　『僕』が帰宅するとそこには、昔見たことのある銀色のミディタイプ筐体。 　その画面に映し出されているゲームは『19XX』。 　ボールのついていないスティックとともに、ある少女との…

人類史上初の自動物語生成ソフト「書詠(かくよ)フミ」。ノベロイドと呼ばれる彼女が書いた小説はインターネットから日本中に広がり、瞬く間に人間が書く「小説」を凌駕し、結果的に日本文学…

シューティングゲームは、好きですか？ これは、随分前から既にオワコンと言われ続けてきたシューティングゲームへの愛を拗らせて辿り着いた場所。 一人の少年が、八百万の神の一柱、電…

　まだ暑さの残る九月の昼下がり。『僕』は訳あって時間をつぶさなければならず、涼しさを求め電車に乗り込む。 　バッグの中には、お気に入りのアイテムとともに、ゲームボーイアドバンスＳ…

ふとしたきっかけでビデオゲームにはまってしまった昭和の高校生の、ちょっとしたエピソード集。

【エッセイ・実話・実用作品コンテスト】受賞作。KADOKAWA（中経出版）より発売中です。（書籍版は登場ゲームがすべて実在のものとなっております） 『ラスボスは僕自身だった』 …

小説を書くのに熱中すると平行世界へ移動することがあるという。 ※第七回創元ＳＦ短編賞一次落選。

　二一世紀。格闘ゲームが競技として世界に認められ、競技人口が数億人を超えると言われている時代。物語の主人公、髙野ゆみは格闘ゲームに挫折し、高校受験を機に地元を離れ心機一転の高校生…

とある地方都市の寂れた駅前にある古本屋『ミレニアムブックス』。 古本屋と名乗っているものの、レトロゲームへのこだわりが尋常ではない。 そんな古本屋で、日々ゆるくレトロゲームを楽し…

　潰れかけのゲームショップ・ぱらいそで孤軍奮闘する高校一年生・香住司。 　そんな司の前に、同じ年齢の女の子・晴笠美織が新店長としてやってきた。 　もっと経験豊かな大人の店長を期待…