ぱらいそ~戦うゲームショップ!~Remaster

作者 タカテン

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★★★ Excellent!!!

元ゲーム店店長が描きだす、ゲームショップ愛がギュギュッと詰められた高品質のライトノベル作品!
情熱と知識と性癖と性癖と……それから性癖が余すところなく込められています。お小遣いを握りしめて、ゲームショップに足を運んだ経験がおありなら、迷うことなくページめくってください。間違いなく至福の時間が待っていることでしょう。

★★★ Excellent!!!

店員と客、客同士がゲームを通してつながることができる……そんなゲームショップを目指して主人公や、各登場人物が奮闘する物語。

コメディタッチで文章力が高く、キャラクターも生き生きと描かれています。

そして読んでいて何よりもいいなと思ったのが、作者が元ゲームショップ店長という経歴を生かして楽しんで書いていること。
こういうゲームショップがいい、こういう楽しいことがしたい、こういう楽しいことがあった、ここが悔しかった。
そういう気持ちが作品を通して伝わってきて読んでいて気持ちよかったし、熱くなれました。

普段ゲームをしない人やゲームショップに興味がない人にこそ読んでほしい物語です。

★★★ Excellent!!!

えーっと、まず、つかさちゃん、マジ天使(♂)!!
潰れかけのゲームショップのとんでもJK店長もすごいけど、つかさちゃんも素敵。

こんなお店あったら、通いつめたい人たくさんいるんじゃないでしょうか。
私も、ゲームで遊ぶことはないけど、ギャラリーとして通いつめたいです。(目的は、マイエンジェルつかさちゃんの愛らしい姿)
つまり、ゲームに興味ない私のような人でも、ゲームショップ・ぱらいそは楽園のようでした。

正直なところ、いきなりクビにされた坊主頭の男子高校生司くんが、どうして女装までしてぱらいそで働きたいのか、不思議でした。
その理由を知りたいと思う気持ちで読み進めていたはずなのに、いつのまにか目が離せなくなっていました。
そうです。男子高校生司くんがつかさちゃんになる頃には、ぱらいそにのめりこんでいました。

なので、ゲームとか興味ないわって方も、ぜひご一読を。
視覚面にも個性面でも魅力的な店員さんたちが、待ち構えてますよ。

★★★ Excellent!!!


萌えの宝庫、ぱらいそへようこそ!
ここまで脳内でキャスト達が勝手に暴れ出す作品があっただろうか!
個性豊かな面々が、可愛く楽しく塗り分けられているこの世界に、あなたも必ずのめり込む……。

そして本作、それだけではない。
ぼけっとゲームを楽しむ方もいるだろう。
笑いながらてきとーにゲームを楽しむ方もいるだろう。
それを否定はしない、しないけど。
ゲーム本来の楽しさは、
「1ドット」
「1フレーム」
の世界にこそある!
そんな熱い、チリチリと命を削る戦いを、本能を呼び覚ますバトルを!
感動的なストーリーと共に楽しんでいただきたい。

ぱらいそは、永遠に不滅です!!!

あと、つかさちゃんファンクラブの入会問い合わせは、九尾にすればよろしいのですか?

★★★ Excellent!!!

 ひと昔前は、大人も子供も集って賑わいを見せたゲームショップ。しかし、時代の流れには逆らえず、かつての隆盛は見る影もない。
 ご多聞に漏れず、ゲームショップ『ぱらいそ』もその賑わいは今は昔と成り果てていた。

 そこへ、新店長・晴笠美織がやって来たことで事態は一変する。
 美織が繰り出す奇想天外なプランは、『ぱらいそ』にかつての賑わいを取り戻し、競合する大型店とも、なんとか渡り合うまでになる。
 その中で、美織と同じく『ぱらいそ』にかつての賑わいを取り戻したいと願う主人公・香住司は、一度は解雇されたものの、女装(下着含む)してまで美織に『ぱらいそ』への復帰を認めさせる。

 どこまでがただの思いつきなのかわからない美織のとんでも戦略やライバル店の妨害工作やらを、生真面目な司をはじめとしたバイト陣が、美織と一丸となって次々にこなし成果を上げていく様は、定番の時代劇を見ているような痛快さを味合わせてくれる。

 手に汗握るゲームバトルあり、アイドルの誕生秘話あり、ライバル店との駆け引きありの寄せ鍋状態は、ゲーム好きは勿論、ゲームのことをよく知らなくても楽しめるだろう。

 現代版痛快時代劇(なんじゃそりゃw)とも言える極上のエンターテイメントを是非とも味わってほしい。
 読む者をタイトル通りの『楽園(ぱらいそ)』に連れて行ってくれることを約束する。

★★★ Excellent!!!

ゲームショップ──それは、言わばパラダイス。

新作ゲームが出ていても出ていなくても、暇さえあれば近所の○島や、街中のショップに通い詰めた者として言わせていただくなら、この小説はまさに「ぱらいそ」そのもの。

司を「ぱらいそ」に誘ったマスターに始まり、店長の美織から、実は○○○○の葵、奈保、レン、久乃……誰もが素晴らしくキャラが立っている。

加えて「ちょっと影薄いかな?」と思ってた主人公・司のキャラを、まさかあんな形で立ててくるとは!
もう脱帽です。

九尾ならずとも、足しげく通い詰めたくなってしまうこと間違いなし。読み進めるのがただただ楽しい。そんな快作でした。

★★★ Excellent!!!

ゲームショップでバイトするのが夢だったもうすぐ高校生の司。
彼が働きはじめたのは、廃業寸前のゲームショップ「ぱらいそ」だった。

やる気のない店員に、時々原因不明でなくなる在庫。
難題を数多く抱えた「ぱらいそ」を救うべく乗り込んで来たのは、スタンガンを持ったオーナーの孫娘・美織だった。

彼女から飛び出す奇策の数々。果たして、「ぱらいそ」の復活なるか?



と書くとカタい話だと思われそうですが、いつの間にかゲームショップがメイドさんの店になっていたり、チャイナ服だったり、男の娘だったりするお話です。
とにかく大変そうだけど、こんな人たちに囲まれて、こんなところで働いてみたらきっと毎日楽しそうだろうな。

★★★ Excellent!!!


店では連日熱いゲームバトルが繰り広げられ、ド派手なライブもやるし、メイドやチャイナ服のお姉さんや男の娘が接客してくれる!
こんな店あったら、常連になるしかないでしょう!
ぱらいそに降りかかる難問も、店長美織の編み出す戦略をもって個性豊かな店のメンバーたちと共に実現し、ばっさばっさと解決していく。
その逆転劇が痛快で、ページをめくる手が止まらないです。
普段ゲームをやらない人も、これを読めば「ゲームショップっていいな!」って思う事間違いなし!
とにかく読んで!話はそれからだー!

★★★ Excellent!!!

ネット通販や大型複合店の進出で街のゲームショップは危機を迎えている。真面目が取り柄の男子高校生・香住司がバイトする『ぱらいそ』もそんな廃業寸前の小さなゲームショップだ。

その『ぱらいそ』に店長代理として同い年の美少女・晴笠美織がやってくる。
「この店をゲーム好きの天国にする」をスローガンに掲げて次々と繰り出す奇抜なアイデアに振り回されながらもスタッフや客たちの笑顔が絶えない光景が眩しい。

ライバル店の安売りセールに並ぶ客にチラシ配りをしたり、やる気のない男性スタッフを全員クビにしたり、買い取り金額倍額を賭けてお客とのゲーム大会など、美織の独特な経営手腕が光るが、メイドさんが接客するメイドゲームショップに魔改造してしまったために、女装して働くことになってしまった司の気苦労の多い役どころが哀愁を誘う。
それでいてヒロインの誰よりも可憐で思わずときめいてしまうから悩ましい。

つかさちゃんマジ天使!

(必読!カクヨムで見つけたおすすめ5作品/文=愛咲優詩)

★★★ Excellent!!!

ゲーム好きな主人公が、高校入学を期に憧れのゲームショップで働くも――そこから主人公・司の波乱万丈のゲームショップ人生の幕が開く!

本作は、ゲームショップを通じてそこで働く人たち、訪れる客、ライバル店の店員などが織りなすタバタ劇が魅力の物語。とにかくキャラクターが多彩で、その中でも戦うゲームショップ店長の美織の存在感はすさまじい。とにかく彼女はめちゃくちゃなのだ! なんて言ってもスタンガンでいきなり襲い掛かってくる……

元ゲームショップ店長の作者が書いているだけあって、作中に店舗経営の難しさや施策の打ち出し方、ゲームの小ネタなどがふんだんに詰まっていて、迫力あるゲームの描写は圧巻。そして、美織が打ち出す施策の数々には必ず痛快な逆転劇があり、見ている僕たちをわくわくさせてくれる。

ゲームをあまりやらない僕でも、魅力的なキャラと、すらすらとテンポの良い会話に導かれておもろしく読めてしまうのだから、ゲームが好きな人にはたまらなく面白い内容だと思う。さらに、本作にはメイドやチャイナ服、さらには男の娘といった多彩な性癖も取り揃えている。

さぁ、君も戦うゲームショップ店長の華麗なるルーズベルトゲームを目撃しよう! そして影の薄い主人公・司君の苦難を応援しよう!

「Round 1 Fight!」

★★ Very Good!!

どんな逆境も切り返してしまう逆転劇の連続がクセになる痛快さ!
読んでる方は痛快だけど、それに巻き込まれる主人公たちが気の毒で、それもあいまってついつい応援しながら読み進めてしまいます。つかさちゃん…(*´Д`*)

そして、要所要所で挟まれるゲーム対決のアツさ。
元ネタがありながらも基本的にはオリジナルのゲームのルールを、無理なく説明しながらそこに逆転の伏線を仕込んでいく構成には舌を巻きます。

理不尽だけど悪魔的に頭の切れる店長が本当に魅力的。周りを固めるスタッフたちも活き活きとしていて、気持ちよく楽しめる痛快な物語です。
どことなく「ミスター味っ子」あたりを思い出しながら読みました。

続きも読ませていただきます。

★★★ Excellent!!!

ゲームを心から愛する少年が高校入学を機にかねてからの夢だったゲームショップ店員のバイトを始めるものの、それは出だしから困難の連続で……

あくまで現実を舞台にしながらも、それぞれが強烈で魅力的な個性を持ち合わせたデフォルメキャラと、息もつかせぬ予想外の事件の数々が、異世界ファンタジーをも凌駕する華々しさを生み出している本作品。

日常モノのほのぼの感、コメディの爆笑ユーモア、バトル物の熱さ、経営モノの知的戦略、ゲーオタ物の隠しパロ、人情ドラマ物の感動が圧倒的な高次元で融合したこの小説は、どの瞬間を切り取っても読者を満足させる娯楽性に満ち溢れた、「天国(ぱらいそ)」を体現したような極上のエンターテイメントです!

エンターテイメントとは快楽を与えるもの。作者様は読者に快楽を与える術を熟知なさっているように感じられます。
必ずしも上手くいってばかりでなく、時には到底克服困難に思える壁にぶち当たり、打ちのめされ、もがき、最後に辿り着いた思いもよらない奇策は、サブカルチャーを取り巻く時流を捉えた目から鱗のものばかり。逆境の展開においては閉塞感を紛らす別角度の多様な快楽が物語を彩り、マンネリを感じることなく高揚感に包まれたまま全編を読み切ることができました。
一体どれだけ丹念に構想を練り込めばここまで見事な作品が出来上がるのか見当もつきません。

本作に写実主義的なリアリティがあるというわけではありません。現実離れした展開であっても、そこに向けてしっかりと仕込みが施されているからこそ、ご都合主義に感じることなく底抜けに痛快な逆襲サクセスストーリーとして心の底から楽しめるのだと思います。

もちろん、元ゲームショップ店長ならではのディテールや裏話、業界の動向分析も非常に示唆に富んでおり、抗い難い時代の流れに向けられた眼差しは寂寥感をもって作品に深みを与えています。
非情な現実に対する… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

 キャラもみんなかわいいし、ギャグも繰り返し笑ったし、展開もワクワクできた。
 でも、なによりも!
 この小説は読んでて楽しかった!

 なんだろう、これ。
 居心地がすごくいいって感じかな。感動で涙するとか抱腹絶倒とかの派手さはないかもしれないけど、自分もこのゲームショップ「ぱらいそ」の一人になっている気分で読んでいける。
 だから、すごく心地いい。
 心地よくて、気づけば最後まで一気読みしてきたし!

 この物語、楽しかったです! すごく温かい気持ちで応援したくなる感じ!
 おおー、続き待ってますよー!!

★★★ Excellent!!!

登場人物はみな生き生きしていて魅力的です。
そんな彼女たちが務めるゲームショップは、思わず応援したくなってしまいます。
本当にあったら、間違いなく通ってしまうでしょう。

そしてタイトルにある通り、メインは戦うゲームバトル。これがまたしっかり練り込まれて熱い展開になっています。

大型店やネット通販が一般的になってくる中、こういう攻め方・顧客のニーズもあるんだと勉強にもなる作品です。

★★★ Excellent!!!

同じ現代ドラマの店舗切り盛りモノとして気になっていた作品。
店は経営側にとって勝負の場であり生きる糧を得る戦場です。
そこに比類ない思い入れを注ぎ、バトルあり、メイドあり、経営ありと、八方を隙なく固めた「憩いの作品」を築き上げた作者の手腕こそ豪腕。

あー、ここにずっといてー、と思わせてくれますね。

★★ Very Good!!

この小説にはいくつもの魅力的な要素が散りばめられています。
ギャグ、お色気、手に汗握る攻防、一発逆転のカタルシスなどなど。
ただ、自分がこの小説の最も魅力的な部分を一言で表すなら、それは「ノスタルジー」です。
といっても、過去には多く見られたゲームショップのことを指すのではありません。
誰にでもあった、居心地が良く、いつまでもいたかった場所。大人になるにつれ、行かなくなり、気づいた時には失われていた場所。それを、この小説は思いださせてくれます。
社会人の皆さんならば、読み終わった後、きっと「また明日から頑張ろう」と思うはず。

……全く関係ないんですが、妹要素は無いのですか?

★★ Very Good!!

経営危機に陥ったゲームショップ復活のために戦う少年ーーというか男の娘と少女達の物語。斬新な経営戦略だけでなく、息もつかせぬアクションゲームの攻防や素人によるライブの奮闘など、ゲームショップを舞台にしたバリエーションに富んだ展開が繰り広げられます。作中時折挟まれる小ネタにはくすりときました。この梅鉄の難易度は理不尽なんだろうな……。
作中のマスターの言葉に、ふと昔通っていたゲームショップを思い出しました。ネットが発達し、わざわざ外に出ずとも、ゲームを購入できる時代。この物語は消えゆくゲームショップの悲哀だけではなく、時代を乗り越え進化していこうとするゲームショップの姿、そしてゲームを愛し続けるゲームファンの情熱が描き出されています。

★★★ Excellent!!!

現代ドラマですが、アクションバトルもあるし、アイドルもあるし、そして弱者が強者を覆して勝つための策略もあります。
部活ものじゃないけど、ある意味「負けたら廃校」がお約束の部活もの以上に、それぞれ癖のあるメンバーが時にいがみあい時に協心戮力し、ゲームショップをもり立てていく話です。
ゲームを売っているゲームショップですが、そこを舞台にした奮闘こそが大きなゲームであり、ゲームの達人のぱらいそバージョンかもしれません。

★★★ Excellent!!!

読みやすさが抜群です。
特に掴みのいい一話目のシリーズが面白く、この先のワクワク感とハチャメチャ感を感じさせてくれます。
私もこういうゲームショップが大好きなのに、どんどん閉店で寂しく思っていました。
だからこそこの小説には夢があります。
個人的には六話目シリーズのようなものも好きで楽しみです。

読み終わりました。
やっぱり六話目面白かったです。
色々なネタがつまっています。
あのネタとあのネタをくっつけるか、というものもありクスリと
笑うどころか、吹きます。

ぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

いやぁ花がある!
女子高生! 店長! エンターティナー!
きらびやかと言っても余りあるキャラ属性が、件の彼女に集約されています。何ですかこの三倍満はァ!
そんなカリスマ性に富んだ彼女と拮抗できる(色んな意味で)主人公の彼も、可愛げの中に強かさを秘めているようで将来に期待がもてます。いやぁ若いってイイネ!

布石を撒くことにも長けたストーリー構成も素晴らしい!
突飛な展開でも一定の理解がもたらされていて、余韻を引く駆け引きが楽しめました!
また読みに来ます。いつもお疲れ様です。

★★★ Excellent!!!

 ※本編とは「若干異なる」内容です。

 はぁ?「高校受験の主人公!?」

 彼の夢は、斜め上「異次元」です。

 しかし「運命に導かれて試練を乗り越え」

 到着した未来を示唆しながら「新世界?」

 否、異世界へと旅立つ第一話ラストシーン(謎)

 彼を待つものは? 試練とは? 経験値とは?

 今から「第二話」確かめたいと思います。

★★★ Excellent!!!

ゲームファンの少年による、大好きなゲームと個性豊かな美少女達に囲まれての、ゲームショップバイト戦記。
作者の経営者経験と得意分野をふんだんに詰め込んだと思われる、テレビゲームのように楽しいラブコメディです。

お仕事小説としての一面を期待して読み始め、実際その未知のエリアを味わう面白さもあったのですが、むしろ驚かされたのはラブコメディとしての完成度の高さでした。ハーレムラブコメで最も基本にして一番大事な『ヒロイン達の魅力』の描写が、賑やかで実に心地良いのです(美織は些かアクが強い感もありますが……)
ぱんつに一家言ある描写も素晴らしい。

実際のゲームショップ経営は中々に厳しいものと伺っておりますが、この作品ではどのように描かれるのか。
期待せずにはいられませんね。

★★★ Excellent!!!

個人経営のゲームショップ「ぱらいそ」。
経営危機に面していたぱらいそに、創業者の孫娘が店長代理として就任した。
ぱらいその復活のために繰り出す彼女の戦略が面白い。
他店への殴り込み、人を引き寄せる仕掛け、そして魅力ある店員のスカウト。
それもそのはず、作者はゲームショップの店長経験者という。
個人経営ならではの戦略には、どれもこれも作者の経験が活かされている(に違いない)。

一つ心配な点を挙げるとすれば、中古販売も手掛けるオーソドックスなゲームショップということ。
そんなゲームショップに未来はあるのか?(個人的にはダウンロード販売との闘いも読んでみたい!)
今後の展開に期待!

(追記3/29)
おお、こんな真相だったとは!?
美織JK編も楽しみにしています!

★★★ Excellent!!!


物語の主人公はゲームが大好きです。そんな彼はひょんな事から知人のゲームショップで働くことになるわけですが、しょっぱなから山あり谷あり、好きな事を仕事にするのは大変な事だと彼は身をもって知ります。あるいは主人公が働くゲームショップの店員の仲間たちにも災いの火の粉は降りかかります。
それでも彼らは決してあきらめません。
なぜなら、ゲームが好きだからです。とてもシンプルで子供じみた理由です。
でも子供の頃、親に怒られながら、ベッドの中でひっそりと隠れながら、深夜に眠い眼をこすりながらゲームにかじりついていた記憶を持つ人は少なからずいるのではないでしょうか。今にして思えば、どうしてあそこまで熱中していたのだろうと首を傾げる方もいるはずです。
この作品を読んでいると、不思議とそんな懐かしさを覚えます。
それはこの物語の彼らが、あの頃ゲームに熱を上げていた自分たちでもあるからかもしれません。

★★★ Excellent!!!

巻き込まれ型男の娘主人公、魅力的な店員の女の子達、ライバル店の存在等、読み手を飽きさせないキャラクター。
キャラの特長、表情の変化、ゲームの展開。非常に分かりやすく場の空気や対戦内容が伝わる。単純に文章力が高い。
そして何より、自分が特に評価したいのは『経営戦術』で間違いないだろう。
店長代理を勤める美織の突拍子の無い、ただ自分が楽しみたいだけではないかと思われてしまう、無茶苦茶な指示や言動、行動が全て計算された戦術となる。
その瞬間の驚きは、感動というよりも圧倒。
可愛らしい女の子の経営力にライバル店も頭を抱えるのは痛快。
頭の切れるライバル店のマネージャー、黛との対決が楽しみでならない。

元ゲームショップの店長という肩書きを生かす小話や発想等、ゲーム好きにはたまらない話が盛りだくさん。
飽きる事無く、サクサク読めた。
見ないと損をする作品。

最後に個人的な話で申し訳ないが、作者とは良い酒が飲めそうだ。

★★★ Excellent!!!

まず弁明すると、私はゲームが好きではありません。
ソーシャルゲームなんて金と時間の無駄だと思ってますし、ゲームセンターなんてお金を浪費するだけの場所とすら思っています。
そんな私でも、本作には引き込まれました。
こんなゲームショップを開きたい!
元ゲームショップ店長でもある作者の熱い思いが、冒頭からヒシヒシと伝わって来るのです。
それを代弁するのがヒロインである『美織』の存在です。
狡猾で、信長なみに破天荒な彼女の行動の裏には、祖父から譲り受けた『ぱらいそ』を楽園にしたいという切実な願いがあります。そして朴訥ながらもゲームを愛する主人公『司』の存在が、一種の緩衝材となって美織の強烈さを和らげてくれるのです。
この2人のタッグがこれからどんな楽園を作っていくのが、楽しみでなりません。