概要
盟治維新をやり直すだって? リョウマとおいらは懐かしの日ノ本を目指す!
おいらはいつもリョウマといっしょだ。10年前、暗殺を逃れて海外へ脱出しようとするあいつの背中に、だれかが強引に赤ん坊のおいらをくくりつけたのだ。なんてムチャなことをするんだ!
〝ラメリカ〟から〝ユーロピア〟へと気ままに放浪していたおいらたちに、ある日手紙が届く。『〝日ノ本〟へ帰ってこい』と。
だけど、リョウマが『はい、そうですか』とまっすぐ戻るはずがない。やっぱり帰りの旅もとんでもない冒険になる。絶海の孤島で出会ったのは、リスみたいにかわいいくせに、なんと殺人光線を噴く驚くべき珍獣だった……!
維新の日ノ本で、はたしてリョウマは何をしようというのか? 〝おいら〟が語る、リョウマ親子のリアル珍道中記!
〝ラメリカ〟から〝ユーロピア〟へと気ままに放浪していたおいらたちに、ある日手紙が届く。『〝日ノ本〟へ帰ってこい』と。
だけど、リョウマが『はい、そうですか』とまっすぐ戻るはずがない。やっぱり帰りの旅もとんでもない冒険になる。絶海の孤島で出会ったのは、リスみたいにかわいいくせに、なんと殺人光線を噴く驚くべき珍獣だった……!
維新の日ノ本で、はたしてリョウマは何をしようというのか? 〝おいら〟が語る、リョウマ親子のリアル珍道中記!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!坂本龍馬って、こんな人物だったんた! と膝を打つ歴史IF物語。
ボコイ。ポケモンのピカチュウみたいな存在です。ピカチュウよりも脇役。読了すると「やはり主役か」と思いますけど。
主人公は子供ですが、物語構成上の主役は坂本龍馬。彼に振り回される子供の視点で物語は進みます。主人公が留守番する局面もあるわけで、そんな時はその後の大展開のネタ込めが裏でなされます。でも、読者は主人公の子供目線ですから、伏線を事前に察知できず、アッと驚く仕掛けです。
その物語とは、明治維新間も無い頃を舞台とした歴史IF物。多分に冒険活劇的な風合いを帯びてます。
作者のプロフィールを拝見するに、塾講師をしているそうです。担当科目は歴史じゃないでしょうか。
ラノベ的な砕けた文体ですが、歴…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あまねく人の意思は世界の一部と云えるか、ボコイ!
第3章『地球獣+ボコイ』まで読みました。
現状の舞台の中心は明治時代の日本。
異国の地に渡り、更にそこから日本に帰って来たリョーマ。
そしてその近しい子『おいら』と、リスのような大きさの地球獣ボコイ。
史実を元に、発想を練って遊んで、遊んで練った、そんな大胆不敵な話の構成です。
読んで面白く、愉しく、胸が踊ります!
ボコイは人の言葉を発音はしません。
しかし、
人間の営み、幕末を熱く生きた剣士や革命の士の生きる姿さえ悠然と見届け、
時に(恐らくボコイにとってささやかに)介入し、彼らの意思をより純粋な形に昇華させて、未来に挑ませているかのような、
そんな超然的な精神を、ボコイは持ってい…続きを読む