大炎上プロジェクトを立て直した話をする。

作者 輝井永澄

454

163人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

とあるソシャゲ開発の炎上案件を淡々と追っていく物語。これがフィクションであることが救いであると思いながらも、現実にもこのような事例はいくらでも転がっているのだろうと思わせるだけのリアリティに満ちていた。
仕事を円滑に進める上での綺麗事ではない処世術を描きながらも、最後にはクリエイティブな仕事をする上で大事なことを教えてくれる、色んな人に読んで欲しい一作だった

★★★ Excellent!!!

ゲーム業界が舞台ですが組織で取り組む全てのプロジェクトについてまわる進行管理という泥臭くも極めて重要な仕事。その役割の悲喜こもごもをライトに描いたお仕事小説です。
物語はハッピーエンドで痛快ですが、現実にも沢山起きてるだろう事例でほんとはバッドエンドの方が多いんだろうな…とアンニュイな気持ちです。

Good!

話のテーマとしてはとても興味を持って読めるものでしたが、序盤で表現に光がないと感じ読むのをやめました。
SNSのコピペで回っていそうな話を長々としているのだろうという先が読めてしまって、そういう意味でもこの作品に興味を失ってしまいました。
同僚の話などリアリティは大事ですが、もう少し"物語として"作りこんだ表現などをされていると入り込めたかと思います。
逆に、コピペ話などが好きな方にはお勧めできます。

★★★ Excellent!!!

かつて日本製のゲームが世界を席巻していた時代は遠く、世界から置いてけぼりをくらったゲーム開発にあって「なぜそうなってしまったのか」からどうしなければならないのかーーーせめてこのくらいは、までを小さな物語としてまとめられた作品だと私は思った。

「とにかく発売すれば儲かるし、がむしゃらに作り続ければいい」
そう信じられていた時代はリアルに存在していたし、今でもそう思い続けプロジェクトを燃やす作中登場人物のような人々は、空恐ろしいことにまだ存在する。

私はあのレガシー極まる開発スタイルを「出来損ないの文化祭」と呼んでいるが、物語が佳境を迎えるにあたり"俺"氏が現代的な開発プラクティスを取り入れていくことで、プロジェクトは息を吹き返していく。
(そうこの物語はBAD ENDではなかった!安心して読めるのだ!)

ゲーム開発プロジェクトには本当に多くの人が関わってくる。
この物語は、そんな癖があって我の強い創作人たちのベクトルをどう整理して、どう行くべき場所へ導いていくかが重要である、と言っているように思える。

一応はフィクションである(と思われる)ので、Redmine本格導入時に社内の抵抗勢力が出てこなかったり、あんなところであんなに聞き分けのいい展開になったりする。
けれど、プレイヤーに夢と希望を与えるゲーム開発にも夢と希望があったっていいのだ。
人よ、ゲームを遊べ。そしてあわよくば作れ!

★★★ Excellent!!!

ゲームを創る――ゲーマーなら誰もが憧れる話だが、クリエーターからすればこんなに厄介な仕事はない。
わかり易い文章で現実を語られる物語は、頭に入りやすく実にシビアな事を伝えてくれる。読んでいる最中は、下手なサスペンスよりもスリリングでこれからどうなるのだろうと思って続きを待っていたものだ。
最後はどういうふうにもっていくのだろうと思っていたのだが、最終話で全てが腑に落ちた。複数人で一つのものを作るのは難しい。まして、それが会社のプロジェクトというのなら尚更だ。

あくまで個人的な見解だが、その答えが「同じものを見ろ」に集約されているのではないだろうか?

対立はあれど、それぞれは敵ではない。

完成というゴールに向けて必要だからこそ、ガチでぶつかりあう。
それが、「同じものを見ろ」と言う一言に集約されているのではないか――それが、読後の感想だ。






★★★ Excellent!!!

大学まで行っても教われない、ビジネスに必須の技能について分かりやすく書かれています。そして面白い。一気に最新話まで読みました。
当方、加工用の機械図面を書く仕事をしており、数日で取り返せる規模ではありますが、この技能の習得に四苦八苦しております。
小中学生にこそ読んで頂きたい。
1977年製おじんがお薦めします。

★★★ Excellent!!!

 序盤はつらい話が続くが、あくまでそれは過去の話。反転攻勢に出ることは分かっているのでドキドキしつつも安心して読んで行けます。

 問題はその反転が何時なのかってことだけれど、プロジェクトは救いのないままに、これでもか?これでもか?と墜ち続け、も、もうこれ以上は……というところから更に3回ほど堕ちるイメージです。

 そうして漸く主人公の登壇と静かな、それでいて大胆な反撃が始まる訳です。めっちゃカッコいいです。惚れます!序盤は希望に辿り着きたくて。後半は活躍に胸を弾ませながら一気に読んでしまいました。続きが待ち遠しいです!!

※19話時点での感想です。

★★★ Excellent!!!

ひとつのスマホゲームがリリースされる花道は、大人達の苦悩と汗と涙で舗装されているのです。ゲーム開発に係わった人ならずとも、組織で働く事の矛盾や葛藤を経験した事がある人なら、自分と重なる部分があると思います。他人事とは思えないリアルさがココにはあります。一気に最新話まで読んでしまいました。面白いです。

★★★ Excellent!!!

※レビュー投稿時は9話までの段階です。

この作品の魅力は『誰にも起こりうる仕事上の危機』を取り扱っている事です。
組織に恵まれない、環境に恵まれない、ついでにバジェットにも恵まれない。その中で自分はどう動くべきかを常に考え続ける事を教えてくれる作品です。

★★★ Excellent!!!

ソーシャルゲームの開発が中心となるが、物語の基本はそれにまつわるヒューマンドラマだ。登場人物は全員味があるし、一瞬の登場でもしっかりと背景とキャラクターを色濃く残していってくれる。迷走するプランナーチームに振り回される組織の人間像が非常にリアル。
文体もすっきり素直でノベル感なく気持ちよく読める。この文体だけでスラスラ読み進められるパワーがある。
ヒューマン・ドラマ好きにオススメの作品です。

★★★ Excellent!!!

うつうつと進んでいく物語。これでもかと降ってくるトラブルと災難、困難、問題のある方々・・・。

先が気になってしょうがないストーリーと、スラスラっと読ませてしまう文体。ぜひ始めの数話を読んでみて下さい。ガモノハスのみんなと怒って、泣いて、諦めましょう。
大丈夫です。最後は、みんなが笑顔で終わりますから・・・。