村乃枯草

詩です。

大好きだった貴女へ。 出会ってくれて、愛してくれて、ありがとう。 貴女と出会い、そして夢を追った場所に、この物語を捧げます。

恋人との死別を経験した私は、支えてくれた男性と結婚し子供を授かった。 幸せいっぱいの日々のはずが、息子のようすがどこかおかしくて。 忘れられない人がいるとき、正しい判断を下…

高校生一年生の洸一は夏休み、一人で親戚の家に遊びに行く。 目的はずっと好きだった美咲姉ちゃんに会うためだ。 繋いだ手と、届かない思い。 近くて遠い、そんなお話。

憧れていた先輩とひょんなことからセックスをした帰り道。 それでもおれの足取りは重かった。

きっと、あれが過ぎるのです ―― 例えば、あなたのそばを 何かが妙に食い違ってしまったような、そんなこともあるでしょう？ 無いなどとは、仰せなさいますな 一粒一粒の異世界によ…

上代風の倭歌 ―― 長歌 短歌 旋頭歌など

懷しくも遠い日々の殘り香 新體詩 心象スケツチ 韻文 篇什 ―― さて、これらを僕は何と呼ばう 字體や假名遣ひはこのとほり 縱組推獎

新卒で就職した職場が合わずに退職して半年。 アパートの家賃も払えなくなった僕はネットカフェで生活することにした。 日雇いの仕事をしながらネットカフェで寝泊りする中で、なんとは…

創作するにはなりよりもインプットする物語が大事です。どんな物語を創作のためにインプットしたか紹介していきたいと思います。

かわいい幼馴染みの天野陽美がくれたのは七つのギフト。 二週間もの眠りから覚めた月彦は無数のゾンビが徘徊する世界を七つの異能力で生き抜く。 彼は荒廃した世界で幼馴染みを探す旅に出る…

ツイッターで呟いた短文や、 ふと思いついた言葉たち。 頭から溢れて仕方ないものを書き留めるための言葉のアルバム。

小学生の頃からひきこもっていた息子が出掛けた。 ただ、それだけの話。

当たり前に魔法が存在する現代日本。 女子高生の一倉初華(いちくらういか)は、入学式に一目ぼれした相手の幸坂藍(こうさかあい)に毎月のように告白をしてもフラれてばかり。 恋が成就し…

　夢を諦め、ダラダラと毎日を消化するだけの男、多楽多守一。 　彼の目に飛び込んできた一通の広告。 『中途半端な才能を探しています。あなたの諦めてしまった夢、昔得意だったこと、人よ…

しょげた夏草。ふくらかな芒。倦怠感を放つオレンジにくたびれた線路。それと輝くTシャツ。 太陽が停止線を越えてから、僕らがするべきこと。 【テーマソング(願望)】 『夏を待ってい…

湯納円治（ゆのうえんじ）は、恋人の梨水利千佳（なしみずりちか）との結婚を許してもらうために、彼女の実家を訪れた。しかしそこで遭遇した彼女の母は、想像を絶するほどのクズだった。 愛…

息子の手を離れ、大空に舞い上がった風船。 大泣きした彼が夢想した、風船の国。 一緒に膨らませて、空へと放つ物語。 ※　拙作エッセイ「日々是笑日」に書いたエピソードを、「童話と…

500文字程度のショートショートです。

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 超巨大ショベルカーが街に出現して穴を掘り始めたのは今から24年前のこと。俺——士陶竜樹（しとうたつき）が生まれる10年も前のことら…

アナデンを愛する全ての人に。未だ見ぬ主人公のあなたに。 もう一度冒険を始めよう――美しくも懐かしい、この世界で。 宿敵・魔獣王との死闘の果て、束の間の平和に浸るアルド―― 仲間…

四つの花壇があった。それぞれの所有者は蒔かれた種を育てなければいけなかった。 きれいな花を咲かせたい。願いはただそれだけだったはずなのに……。

【問１】買い物【引き算】 　太郎くんはお母さんから１５００円手渡され、おつかいを頼まれました。 　八百屋で１２８０円分の野菜を買ってお釣りをもらおうとすると八百屋のおじさんに 「…

僕が愛を放てば、受け止めてくれる人だ。 僕の愛の形を、この世で唯一知っている人だ。 だけれど僕らは、セックスをしたこともキスをしたことも、どころか手を繋いだことすらない。 はたか…

あの女は文字で、数式で、0と1の並んだプログラムだ。 俺はwebサイトを見てる最中に鬱陶しく指を追いかけてくる類のよくある恋愛ゲームの中の登場人物。辺境伯、面と家柄が自信になっ…

写本を生業とする男の元に怪しげな大狸が現れ、千年分の史実の書を写本するように命じる。 男は怖々と依頼を受けるが、死者の舞い戻るといわれる雨の日になると、史実の書に記された亡霊達が…

いつまでも夢を諦めきれないわたしを虐待する私の話。 このお話は少しショッキングな描写があります。苦手な方はご遠慮ください。

これはね、アタシ『直喩ちゃん』が『暗喩ちゃん』とエッチなことをしまくる百合百合な物語なんだよー！　えへへへ。うへへへ。ぐへへへへへへへ。 ……えー？　めっちゃ嘘っぽい？　そうかな…

習作のうち、４２文字×３４行のフォーマットで５ページ以下という制限をかけて書いたものを公開したり、しなかったりします。

「死にたい」と言う彼女の、心の中をのぞくことはできない。それでも僕は日々の言葉を受け止めて行く。

栃木で起こった不可解な交通事故を皮切りに、いくつもの「不幸な出来事」が人工知能開発プロジェクトを襲う。プロジェクトを率いる英才人工知能エンジニア「みさき」は、偶然にみえる出来事の…

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 「三桜公園にヘッドフォンのお化けが出るって知ってる？」 　昼休み。バスケットのリングにボールをポスッと入れながら仁一（じんいち）は…

神話の残る街に暮らす僕は転生した蛇の魔王に襲われるが、義妹と幼なじみとマドンナに助けられるのだった‼️

キャラ、ストーリーを廃して書いてみました。1700文字と短いです。

リバウンドの天才が、ボクシング界に嵐を巻き起こす……！！

『私に愛を、教えて下さい』 　先の大戦によって荒廃した世界。人類は地上に残された僅かな拠点と、築き上げた広大な地下都市、そしてそれらを管理するAIの存在によって生き永らえた。 …

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 帰って来た恋人の良菜（らな）は雨に打たれてぺしょぺしょになっていた。粉雪のようだったはずの肌が、今は牛乳寒天のようなぷるぷるさで。…

スレジは、効率化よりも人のことを忘れないことを選んだ。だからなのか、それとも先天的なのかは自分自身でもわからないが、スレジは思い出すことの天才だった。そうして彼は記憶屋になったの…

脱メガネ男子となった寺橋蓮（てらはしれん）は、幼馴染で大のメガネ好きである妻ヶ根沢（めがねざわ）りむのかけていた眼鏡を誤って壊してしまう。 蓮が眼鏡を外した理由。りむが眼鏡をか…

「わたしたちがこんなにもくるしいのは、だれかのせいにちがいない」 「ぼくもそうおもう。きっとそいつはおにだよ」 鯱九度レイ（しゃちくどれい）ちゃんと郎朗カイゴ（ろうろうかいご）く…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 エイトビートの雨が降る。 鈍色の雲から漏れ出した粒が、教室の窓を——ポツン、——ポツン、——ポ、ポツンと叩いている。そう言う時分だ…

魔王を倒してからこのかた。人々は安全安心の生活を手に入れていた。しかしそんなとき、私も魔王を倒しましたと言う勇者が現れて——本日までに現れたその勇者の数、なんと518人……！

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 家庭教師として招かれたのに、彼には勉強ではなく小説の書き方を教え、ただ愚痴を零し続けただけだった。だと言うのに彼はまったく恨みもし…

セックスが免許制になってはや十五年。 数々のトラブルが起こる中、保険会社がこぞって立ち上げたその名も「セックス保険」 これは、セックス保険コールセンター担当の松島美智子の、性…

左手に持ったペットボトルくらいの大きさの赤ちゃんは、顔に点で支えるベッドの中身みたいに凹凸はあるんだけれど、それでも表情を読み取れないほどに細い目をしている 右手に持ったスティ…

高校を卒業して社会人となった新田陽志は刺激的ではないものの普通の生活を送っていた。 そんな彼の前にかつてスクールカーストトップであった月影響子があらわれる。 百万人に一人の奇病に…

幼い頃から気付けば藪の中に居た。 安住の地、閉鎖空間、秘密基地。 なにかから逃げるように行き着いたその場所は、いつからか彼女を待つための場所になっていた。もうそこに、彼女は居ない…