概要
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- ★★★ Excellent!!!止まっていた時間が動き出す。
主人公はザ・モラトリアムと言っても過言ではないような生き方をしている自称写真家の大卒ニート。彼はカメラを手に毎日藪の中へ写真を撮りに行きますが、それはただの逃避で、本当の所はただ働きたくないだけ。働きたくない理由も、幼少期の対人関係の苦手意識をこじらせたものです。
逃げるようにして通う藪の中は彼にとっての聖域であり、それは幼少の頃より変わりません。彼の人生の時間は止まったままです。
写真とは、瞬間を切り取るものです。撮られた世界は止まってしまいますが、本当に良い写真というものは、「まるで生きているようだ」とか、「今にも動き出しそう」などの言葉で賞賛される所、この物語の中でも、それが対比になっ…続きを読む