三谷一葉

不慮の事故でカナを失ったキョーコ。｢あたしのカノジョになれよ｣────そこまで言う仲だったのに。 カナの後を追おうとするキョーコの元に、怪しい男が現れる。 彼は魂を人魚の剥製にして…続きを読む

友人と一緒に心霊スポットへやって来た主人公くん。 最後尾を歩いていた彼の肩に、冷たい手が触れて、振り返るとそこに、白いワンピースの怨霊！ ひと目で彼女に夢中になった主人公くん。この…続きを読む

　悪文より生まれし悪竜と、悪竜に立ち向かう人々の物語。 　ストーリーがあって、格好良かったり可愛かったりする登場人物がいて、というようなお話ではなく、｢物語を描くこと｣｢文章を綴る…続きを読む

　ぱきりぱきりと貝を踏み、白を作る少女。 　白を求めてやって来た絵描きさんと出会って、彼女は絵のモデルになります。 　絵描きさんはたくさんの色を使うけれど、仕事で白を作っているから…続きを読む

謎の病気が流行り、いつぞやのように｢贅沢は敵だ｣なんて言葉が流行り、皆が何となく不安に怯えている時。 感染拡大を防ぐため、集団で集まるなと言われています。 そんななか、皆で集まって…続きを読む

夢も希望も明るい未来も、どこにもありゃしないけど、それでも生きるしかないんだからしょうがないよね、みたいな。 難しいお話です。 絶望しきって三回転半ぐらいして開き直ってちょっと前…続きを読む

むかしむかしあるところに──── 童話のようなプロローグから一転、突然暴力が溢れる世界に放り出されます。 温度差が激し過ぎて三回ぐらいプロローグと一話目を行ったり来たりしました。 …続きを読む

ホラーなのは存じておりました。 あらすじ読んで面白そうだなあと思って読みました。 夜中の１２時に。なんてことでしょう。 でも、昼間に読んでも怖いと思います。 交差点で何かを探してる…続きを読む

死の病に侵されたお金持ちの老人は、最期に橋を作ろうと決めた。 決して完成することのない、未完成の橋。 老人が最期に作りたかったものとは？ 「渡れない橋」に惹かれて一気読みしました…続きを読む

　しゃべる宝珠に旅の女剣士、小心者な盗賊に陽気な賞金稼ぎに街のヤクザ、それぞれの視点、それぞれの立場でお話が展開する群像劇です。 　群像劇なので当たり前ですが、登場人物が多いし視点…続きを読む

カタリィ君から物語の面白さを教わった子が、自分も「書いてみたい！」と言い出しました。 ところが、詠目のおかげで感覚的にできてしまうカタリィ君は、アドバイスを求められても「書けばわか…続きを読む

正直に申し上げます。 股間に蠢くモザイクに遭遇した瞬間に、三度ほど全力で逃亡を試みました。 読み進めてみると、アラ不思議、個性もりもりなメンバーの中でもっともまともで頼りになって、…続きを読む

自分の身代わりになって、呪いを受けてしまった女の子。 彼女を救うために、主人公君は走り回ります。 呪いを解くために必要なのは、『彼女が心から望むもの』。 何処かのお姫様は、王子様の…続きを読む

争いがなくなり、平和になって、勇者や騎士が不要になった世界の話。 無職になった勇者は日々壺を漁り、士官できない黒騎士は勇者と同じような無職ライフを送り、戦場に立つことがない白騎士は…続きを読む

その村で生まれた双子は、災いを引き起こす。 ただの言い伝えだと言いながら、その時が来るまで双子を居ないものとして扱った人たち。 正義だ、災いから村を救うためだと、躊躇うことなく凶行…続きを読む

自作ゲームに転移させられちゃった主人公さん。 そしてそこはバグだらけの世界でした。 メタメタな説明台詞に、設定ミスのせいで透明人間と化したサポートキャラ、フリーズの恐怖。 ゲームを…続きを読む

家庭用アンドロイドが普及している時代。子供ひとりの命の値段が100万円とは、ずいぶんお安いなあと思っていたら。

誘拐犯と速記人形の二人組。
良いコンビですねえ。

ブラック企業のせいで心身共にボロボロ。
そんな彼にとっては、救いだったのかも知れません。

…………お化けとか幽霊とかそういうのじゃなくて、これ、上司が元凶ですよね、多分。

ジョッキのモヒートって何それ怖い。 作中でけちょんけちょんに言われている工藤さんの気持ちも、ちょっとだけわかります。 所詮人気作の模倣、ファッション短歌だと見下されてしまっているの…続きを読む

何でも願い事を叶えるペン。 それを手に入れた人たちは、無邪気に願い事を書きます。 国の繁栄を祈る王様に、お腹いっぱい食べることを夢見る乞食、争いごとがなくなれば良いと祈るシスター。…続きを読む

とは言え、この記録を読む人が現れるのかというと…………
いやいや、今ここで読んでいる人がいます。彼らも少しは報われたのではないでしょうか。

「あの素晴らしいバブルをもう一度」を掲げるブラック企業で働く主人公。 　それなりにのらくらやって来ましたが、真面目で仕事が出来る子が辞めてしまったため、その痛手のビックウェーブのた…続きを読む

ある作曲家の挫折と復活のお話。
彼と同じような目にあって、そのまま折れてしまった人もきっとたくさんいるのでしょう。
彼は友人と、ファンに恵まれていました。
とても羨ましいです。

魔法も合成も戦闘もお任せあれ、何でもできる凄腕の冒険者のサシェさん。 しかし、呪いの指輪のせいでレベル15に制限されてしまいます。 かつて身につけたあの技術は使えません。魔法も発動…続きを読む

一番ばかりが注目かれがちですが、二番手だって充分凄いんです。 二番手は「一番に勝てない人」ではなく、「二番手に勝てる人が一人しかいない」状態なのです。 そんな格好良さを思い出させ…続きを読む

ブラック企業で心身共にすり減ってるお姉さん、ヤケ酒の真っ最中に「不苦労」という言葉をラジオで耳にして、ピンと来た！ そうだ、フクロウ飼おう！（現在深夜） 深夜ヤケ酒テンションのまま…続きを読む

東京でダンジョンと言えば新宿ですが例の駅もなかなかなものだと思います。 みんな駅にいるはずなのになかなか会えません。待ち合わせの難易度は高いです。 だから仕方が無いんです、エルフ…続きを読む

守護動物のフクロウさんが連れてくるのは、ゴロツキ、盗賊団、それから魔王！ あれれー？　おかしいな、守護動物のはずなんだけどなー、災いしか連れてきてない気がするなー、と思っていたら(…続きを読む

飛べない、見えない、弱気なふとっちょフクロウくんがとっても可愛いです。
子供に読み聞かせたい作品ですね。

迷宮の奥深くで、宝を守る魔竜。宝を狙い、あるいは竜を倒す名誉を求めて、勇者たちは迷宮を目指す。 ところが当の魔竜は、本来は心優しい穏やかなドラゴンさんだったのです。 かつて邪悪な魔…続きを読む

独特の世界観。ついて行けるかどうかは人によりそうです。 登場人物の台詞回しが格好良い。 ノベルゲームだったら多分全部のエンディング見るまで何周もしたくなるようなお話です。 勝手に…続きを読む

片手には忠義の剣。もう片方の手に持っているのは────誰よりも騎士らしくあろうとするけれどなかなかうまく行かないアスラルさんのお話です。人間だもの、なかなか物語みたいな騎士にはなれ…続きを読む

人が死んでも蘇ることができる世界。 生き返ることが出来なくなってしまった人たち。 敵かと思えば味方となり、味方かと思えば敵になる。 息がつけない中華ファンタジーです。面白い！ 難…続きを読む

父の仇を追って異国へやって来た傭兵淑女が、華麗な杖術でばっさばっさと悪党をなぎ倒すお話です。 時代小説が好きな人にはたまらないお話じゃないでしょうか。 傭兵淑女なリサさんを始め、格…続きを読む

ルーキー達は可愛いし、先輩は面倒見が良いだけじゃなくて格好良い。 冒険者にダンジョンと、RPGが好きな人ならきっと好きになるだろうお話です。 皆好きですが、特にジャスパー君が好き…続きを読む

竜と対面した少年。水竜さんが優しい方でほっとします。
その後ハーラン君がどうなるのか、気になる作品です。

人からは忌み嫌われても、夜には愛されたイーデルト・クローディア。
彼女の幸せを願ったからこそ、彼は選べと言ったのですね。

おまけは必読です。
夜の盟主さん可愛いなあ。

文章は硬めです。中身はふわふわあまあまな女の子が頑張るお話。「少女」ではなく「女の子」の方がしっくりきます。 落ちこぼれのドジっ子が頑張るお話が好きな方にオススメです。特にシエル…続きを読む

大人の身勝手に振り回された少年のお話。 救いを与えるのであれば、息子ではなく自分でやれば良かったのに。 最後にあんなことを言うくらいなら、最後まで悪役になりきってくれれば良かった…続きを読む

――――たとえ太陽のない世界であっても。 元凶であるはずの食人族がどうしても憎めません。ドリークさんといいマスターといい面白い人が多いからでしょうね。 彼らとダンさんのお父さんが…続きを読む

　就職活動をしていた時のことを思い出しました。緊張し過ぎて面接の最中に腹痛に襲われ、冷や汗だらだら流しながら面接担当の方とお話してました。読みながら当時の腹痛が蘇って来ました。 …続きを読む

島から旅立った後の、彼らのその後が気になります。
でも、心配する必要なんてないのでしょうね。

ダグさんとクーベさんがとにかく格好良いです。最後まで豪快。そして格好良いです。

最初はちょっとわからないかも知れません。でもどういうことなのか、何が起きているのか、これから何が始まるのかが何となくわかって来た頃には鳥肌立ちまくりです。 あととてもどシリアスな…続きを読む

アルノルドさんが好きです。大好きです。とてもとても紳士。

バディもの、主従ものが好きな人にはたまらない作品でしょう。両方好きな私は夢中で読みました。

　手軽に読めるライトノベルというよりは、児童文学の方が近いかなと思いました。 　描写や展開が丁寧で、これからどう繋がっていくのかわくわくしています。 　ちょっと大人に近づいたよう…続きを読む