アルノルド・サガフィの帰郷

作者 GB(那識あきら)

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★★★ Excellent!!!

本作は、ある一つの事件の発端と解決までを描いています。
最初に思ったのは、筆力が高い!
細かな描写は人物や街の情景を映像として浮かび上がらせるほどに上手で、さりげない設定の出し方もストレスがない。過去と現在のエピソードを交えた語りによって人物関係もすんなりと把握できるし、事件に巻き込まれたハラハラ感も伝わってくる。政治や権力の背景もうまく取り入れていた点が個人的に凄いと思いました。

そして殿下萌え。
なにに萌えるかということはもう読んで確かめてくれ!としか言いようがないのですが、絆の深さというか、裏にある想いを匂わせた書き方とか……一言で言えば、尊い。

サクッと読めて楽しめる作品なのでぜひ読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

石頭、と言いますか。己が見たものを見たままに受け入れる素直な方、と申しますか…
アルノルド・サガフィ少尉は、清廉潔白そのもののお人。騎士道に、誇りに準じるまま、生きている。

だからこそ引き起こされた今回の事態なんだよね、とニヤニヤ。

途中「ええ!?(笑)」「ええ!?(驚き)」「ええー!?(萌え)」と叫びながら、あっという間に読んでしまった。勿体無い、と二周した。

誰も彼もが、人間らしく、誇り高く生きている短編、是非どうぞ。

★★★ Excellent!!!

アルノルド・サガフィは生来、きまじめで頑固な男である。
曲がったことが嫌い、というより、そもそも目に入らない。
そんな彼がちゃちな窃盗事件に関与するはずもないのだ。
彼とその友人たちは嫌疑を晴らすため、王都を奔走する。

短編ではあるものの、世界観がしっかりと作り込まれ、
産業革命を経た近代欧州風の国情が浮き彫りにされて、
その「短さ」を惜しみつつも「不足」とは感じなかった。
アルノルドは無論のこと、ロニーのキャラクターが最高。

スリルあり、謎解きあり、お忍びの若王殿下あり。
硬派な短編ファンタジーを読みたい人に、ぜひ。

★★★ Excellent!!!

士官学校を卒業したのち、赴いた新天地でアルノルドは研鑽をつむ日々。
2年後とに、と交わした契りのために、武者修行に打ちこんでいた。

1年ぶりの休暇で王都へもどるが、どうも雲行きがあやしい。
「わが近衛に」とかつて温情を賜ったはずの若王殿下にまで、「アルノルドを捕らえよ」と布告されてしまい……。

もう、アルノルドとヴェーが、ツボすぎて……(*´ω`*)!
二人のキャラクターや、調子良いやりとりがものすごく好きです。
士官学校同期とのつよい絆。そして、まだまだ青い主従たち。
絆の結び目を幾度もたしかめなければ不安になってしまう、そんな主従の青臭さにニヨニヨが止まりません!
胸熱ズキュンなのです……!!!!