日常に溶け込む怪異に慣れてしまってはいけない。きっと理由があって、それは生きる私たちの想像を超えている。その本当の理由に気づいたときには、もう遅いのだ。
ホラーなのは存じておりました。あらすじ読んで面白そうだなあと思って読みました。夜中の12時に。なんてことでしょう。でも、昼間に読んでも怖いと思います。交差点で何かを探してる風のお婆さんがいたらどうしましょう。ましてや目が合っちゃったりしたら。でもって次の日からどこかに消えちゃったりしたら。ホラーが好きな方にオススメです。
不気味、不条理。ひたすらそんな言葉が思い浮かぶお話でした。
恐怖の種類は数あれど、疚しさを突かれる恐怖は段違いに怖いと思いました。よかったです。
触らぬ神に祟りなしだと思いたいのにそれすら本当なのか不安になる。行動原理がねじれの位置にあるかのような理解し得ぬ不条理、とても怖くて好きです。
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