KAC4: ほしのうた

作者 鍋島小骨

68

23人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

ジョッキのモヒートって何それ怖い。
作中でけちょんけちょんに言われている工藤さんの気持ちも、ちょっとだけわかります。
所詮人気作の模倣、ファッション短歌だと見下されてしまっているのがわかったから、辞めてしまったのではないでしょうか。
それを覚悟が足りないと切り捨てるのは簡単でしょうけど、創作って、大なり小なり承認欲求から始めるものなんじゃないかなと私は思っています。
だから、非常事態でも、まずこれが短歌の題材になると考えたのではないかと。

★★★ Excellent!!!

もうレビューというか感想というかなんなのかって話ですけれども。

「とある作品は本質的にその当人にしか作れない」と言う考えもありますが、それを実感するなんてことはなかなかありませんで。

しかし、僕はこの「ほしのうた」を読んだときに、そう思わされてしまったのです。

「あぁこれは、鍋島さんにしか書けないな」って。
僕は鍋島さんと面識はありません。

Web上でのご本人の作品や呟きから組み上げた、想像上の鍋島像しか持ち合わせないのですが、それでも「あぁこれは」と思わされたのはいったい何なのか。

そういう体験を得たことにも、そういう体験をさせてくれたことにも、僕はたまらなく嬉しく、そして少し悔しく思うのです。