★★★ Excellent!!! 無垢な白がしんみりと心にしみわたる物語 一田和樹 淡々と感情を昂ぶらせることも、たぎらせることもなく、どこまでもていねいに、無垢に描かれた一服の絵画のようなお話でした。 私は藤のようさんの『せんせいのお人形』が好きで、以前感想をつぶやいたこともありました。どんな小説を書いたのだろうとわくわくして読みました。正直、驚きました。もちろん、いい意味でです。 漫画と小説は異なる表現方法のはずなのですが、作品を読み終わって目を閉じた時に感じるものが同じでした。決して特別ななにかがあるわけではないのに、読む人の心に深くしみてゆくやさしさがあります。 そして目の前に広がる白く光景。残酷なまでに美しく凄惨な白の中で、かすかに貝を踏む音だけが響く。素敵すぎるでしょ! ありがとうございました。 レビューいいね! 1 2020年8月27日 13:34
★★★ Excellent!!! 全てが白に帰着する 河童 どこまでも印象的な『白』が美しい作品でした。和やかですが、どこか物哀しい雰囲気があって、その空気感の情緒が上手く描写されていたように思います。 レビューいいね! 1 2020年8月19日 15:21
★★★ Excellent!!! もう頭を下げるしかありません バニラダヌキ この作品を書いて下さったことに、ただ感謝するしかありません。 個人的な、しかも、とてつもない親切を賜ったような気がします。 たぶん、他の多くの方々にとっても、同じ印象なのではないでしょうか。 つまり、極めて普遍的な、すばらしい作品です。 レビューいいね! 1 2020年8月18日 01:35
★★★ Excellent!!! とても美しくて儚い物語 QAZ 始まりから終わりまで、全てが整っています。彼女が探しているものの行く末までも含めて、全てが整っています。素晴らしいです。 レビューいいね! 1 2020年8月13日 01:34
★★★ Excellent!!! きっとその絵の白は、どの白よりも美しい 三谷一葉 ぱきりぱきりと貝を踏み、白を作る少女。 白を求めてやって来た絵描きさんと出会って、彼女は絵のモデルになります。 絵描きさんはたくさんの色を使うけれど、仕事で白を作っているからか、彼女が惹かれるのはやはり白。 美しいお話です。 レビューいいね! 1 2020年7月22日 23:39