淡々と感情を昂ぶらせることも、たぎらせることもなく、どこまでもていねいに、無垢に描かれた一服の絵画のようなお話でした。私は藤のようさんの『せんせいのお人形』が好きで、以前感想をつぶやいたこともあ…続きを読む
どこまでも印象的な『白』が美しい作品でした。和やかですが、どこか物哀しい雰囲気があって、その空気感の情緒が上手く描写されていたように思います。
始まりから終わりまで、全てが整っています。彼女が探しているものの行く末までも含めて、全てが整っています。素晴らしいです。
ぱきりぱきりと貝を踏み、白を作る少女。 白を求めてやって来た絵描きさんと出会って、彼女は絵のモデルになります。 絵描きさんはたくさんの色を使うけれど、仕事で白を作っているからか、彼女が惹かれる…続きを読む
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