あきかん

　本作品は、人に観られる事がモチーフだ。恐怖が次第に快感に変わり独占欲すら抱き始める。妄想が現実を汚染し始め主人公は狂い出す。 　主人公は狂っている。しかし、それは現代ではありふれ…続きを読む

　フッサールは後年、生活世界という言葉を用いた。生活世界は、日常的に生きている、直観的で直接的に経験される世界を指し、個人の主観だけでなく、文化や歴史など他者とも共有されている世界…続きを読む

アリキアの木々の下に眠る 鏡のように穏やかな湖 その木々のほの暗い影の中で 治世を司るのは恐ろしい祭司 人殺しを殺した祭司であり 彼もまた殺されることだろう "初版　金枝篇　上 …続きを読む

　言葉とは記号である。それでは、記号とは何かという疑問が浮かぶ。 　現象学の創始者フッサールの言葉を借りれば、記号とは2つの意味がある。それは『表現』と『指標』である。 　本作品は…続きを読む

　まず題名が素晴らしいと感じた。殴るから、愛。これから暴力をお見せします、とわからせてくれる。 　本作品の内容は典型的な《《逆転》》だ。心理学の防衛規制の1つ。無意識の領域の内に存…続きを読む

　ロシアの文学批評にフォルマリズムというのがある。簡単に言えば、文学作品の形式を重んじる批評グループである。 　フォルマリスト曰く、使い古された日常言語とは、現実に対する私の認識と…続きを読む

　エーリッヒ・フロムは愛は技術であると言っている。曰く、ケア、責任、尊重、知識が必要らしい。 　具体的な話はこの際どうでも良いのだが、肝心なことは、愛せないことはなんら不思議な事で…続きを読む

　暴力は金銭に似ている。とは、銃規制反対派フェミニストのD・A・クラークはの言葉だ。それは次のように続く。 　金銭は、あなたを幸福にしないし 　金銭は、あなたの魂を救いはしない…続きを読む

　暴力とは何か。というのを改めて考えさせられる。 　ハンナ・アーレントは暴力を権力の欠如から生じる道具的行為と定義したように、暴力にはネガティブなイメージがある。 　しかし、本作品…続きを読む

ソロモンよ！ 私は帰って来た！！ アナベル・ガトーのこの名言は、聞いた当時は何をそんなに熱くなっているのかと思ったもんだが 嗚呼、そうか。こんな気持ちなんだと悟に至った。 もうこ…続きを読む

私は狐さんには幸せになってもらいたいんだ。これは、嘘偽りのない本音として。 嘘でもいいのでハッピーエンドを所望しているが、もうなんか、負け戦の味がする。 追記 主人公の…続きを読む

ライダーだったら泣いてたかも

アップルパイが題材で何で武侠小説が出てくるのか と思って読んだら、ことのほか本格武侠。 確かに、言われてみれば人体とはアップルパイだ。中の林檎を穿つ拳の極意は内家拳法に通じるもの…続きを読む

力は欲しいです

この著者の文章が好きだ。 何作か読んだのだが、これが一番好きかもしれない。 けだし考えてみるに、音読したときの読みやすさ、文意の流転の激しさが読み手を飽きさせないのだろう。 今…続きを読む

ガンバレ！ロボットニンジャ！！

マホウツカイコロスベシ！！！！！

アデーに焦点を当てるのは渋い。
この意味は、ガーナアーリア人ならわかってもらえる。