概要
色も音もない世界に匂いだけを追う不具の剣客。人は彼を“いぬ”と呼んだ。
盲目の剣客。それは美学。それは浪漫。でも、ちょっと日頃書く時代小説歴史小説では出せないのよ、設定的にアレすぎて。
不道徳な描写や差別用語を含みますが、筆者自身がそれらを肯定・推奨するものではありませんのであしからず。
こちら↓は尾八原ジュージさんからいただきましたファンアートになります。
https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/TCBXF9nm
不道徳な描写や差別用語を含みますが、筆者自身がそれらを肯定・推奨するものではありませんのであしからず。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ヒーローというにはあまりにも壮絶な
盲目かつ聾の剣士、『戌の陣内』が、生き別れた姉を探して海を渡る物語。
いわゆる時代小説、あるいはエンタメ的な時代劇です。風変わりな設定を備えた強いサムライが、半ば人智を超えた強さで悪漢なんかを斬ったりする、ケレン味たっぷりの爽快感あるお話。
いかにもエンタメらしい〝強いヒーロー〟としてのワクワク感が主軸の作品、には違いないのですけれど、実はそれだけにはとどまらないというか、終盤の展開の分厚さがもう最高に好き。
こういうのを思わぬ展開と言うのか、
「もうこのキャラと設定だけで十分成立しているのに、その上ここまでぶち込んでくる!?」
というような、強烈なパンチをお見舞いしてくれる姿勢が…続きを読む