概要
きっとこの中にいるはずだから
私と彼とその中にいる何かの話
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- ★★★ Excellent!!!自己完結的暴力
本作品は、人に観られる事がモチーフだ。恐怖が次第に快感に変わり独占欲すら抱き始める。妄想が現実を汚染し始め主人公は狂い出す。
主人公は狂っている。しかし、それは現代ではありふれた事だとも思う。
被害妄想というのは、思っているよりも多くの人が抱いている物で、特に思春期にはパラノイアになってしまう事も多々あるらしい。
多々あるらしい、というのは『ヒトラーの脳との会話』に書かれていたから私がそう思っているだけで、『ヒトラーの脳との会話』の作者が《《信用できない作者》》なので、私もこの発言に信を置けない所がある。
観られる、というのは恐怖である。パラノイアのよくある症例には、人工衛星で監視…続きを読む