面接担当者の憂鬱

＊「担当者の憂鬱」シリーズ
「面接中も語尾を延ばして喋る」「真面目で練習熱心だが、本番と応用には弱い」若者たちを、面接担当者は評価し続ける。何時になったら「これは、本物だ！」と、魂が打ち震えるような逸材に巡りあえるのか。彼の憂鬱は尽きない。そしてある日、面接室の扉をノックして彼女は現われた――このタイトルとあらすじで、どうしてカテゴリーが「ファンタジー」なのかは、読んでみれば分かる。というより、読まないと分からない。本作については読んでも分からない危険性がある。しかし、その一方で本年度就職活動中の皆様には、企業の採用面接担当者の本音が分かる親切機能付きだ。これを読めば、あなたの明日の内定は確実になるかもしれない。こんなものを読んでる時点で多少不安だがな。