摩部甲介

「第七回こむら川小説大賞」の二作目として書き始めましたが、やっぱり二作目は下ネタをやりたい…ということで没になったものです。ジャンルがよくわからなかったのでその他としました。 お…

twitterのアンケート機能で「こういうカップルがいたとして、どうなるべきか？」と皆様に尋ねたところ、「こうなるべき」と言われた通りのことが起きます

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

八人の異能者が一つの会場に集められた。 目的は唯一つ――最後に立つ一人になるまで、戦うこと。 だが、異能者の全員が――クソみたいな能力を持っていた。

人間が暮らし、モンスターが棲み、オーパーツが降ってくる、ここではない何処か『四宝界クァズーレ』に、タフな三人が集まった！ タメエモンは怪力自慢の巨漢力士。 僧侶タエルは怪力自慢…

ラーメンブログ文体でしか感想を書けないオタが、鬼滅の刃の映画レビューを書いたら、という創作落語です。

小池さんは一日中ラーメンを食っているか、ラーメンを罵っている。

オランウータンに殺害され異世界に転生した男たち。彼らは別に何もせず元の世界でオランウータンが死ぬのを待っていた……

9月18日、大人気箱庭型ゲーム「なかよしモンキーガーデンらいふ」の公式サイトに、次のような文章がアップロードされた。

祝⭐︎殺戮オランウータン大賞受賞！ 殺戮オランウータン。 それは人を殺してもおかしくないようなオランウータンである。 オランウータンの膂力と殺戮技巧者の頭脳を併せ持った、トリッ…

吉貝狂四郎は生きていた。明暦の大火を引き起こし江戸を葬り去ろうとした前将軍と共に次元の渦へ消えたかに思われた発狂頭巾は、時代を隔てた華やかな時代に再出現した。目をすがめた193セ…

「拙者が乱入して全員相手に暴れまわった方が面白くなるような場面が出たら、乱入して全員相手に暴れまわるのでよろしく頼むでござる」

執筆の息抜きの映画コラムです。 （第1シーズンは全12話で完結しました） 筆者を感嘆させたり執筆の参考にした作品を取り扱います。 オチまで含めないと評価が定まらないタイプの作品…

江戸に出現した黄金魔神、偽金騒動、お金配り騒ぎ。それぞれの事件の快刀乱麻を吉貝京四郎が勘で断つ！

新美南吉『ごんぎつね』で、ごんがRTA（最速ゲームクリア）に挑むお話です。

第一回 川辺の創作怪談会 応募作

「わたし」の後ろをついて回る、どんくさい転校生。 彼女はたぶん転校前はいじめられっ子で、そして、たぶん、自分ではそれを隠せているつもりでいる。

23世紀。人口爆発に対処できなくなった人類は、効率的な食料供給を追い求めるあまり、食事という文化を解体した。料理という言葉の意味は、供給される栄養価を調整された無味無臭のキャンバ…

雪に閉ざされた黒神山地には雪の下に生える"発狂人参"がある。氷温で凝縮され滋養強壮に富むその人参は地元の人参マタギを活気づけてきた。ひとクチかじれば元気いっぱい健康家族！

これはtwitter上で展開された企画（継続中）、「#YYYYYファンアートキャンペーン」のリワードとして、ファンアートを提供してくれた方による以下のリクエストに応じて書いた短編…

読み終わったら、もう一度最初から読んでみてください。

物を食べては吐く“私”は、唯一食べたいと思った綺麗な同僚の顔写真を肉に貼って冷蔵庫にしまっていた。それだけのはずだった。いつからか冷蔵庫の中の彼女はキッチンにまで現れて、ありもし…

十数年前に根絶した特殊水難事故の再発生に下関市警は色めきだった。関門海峡に「平家の呪い」の恐怖が満ちる。シャーマニック漁師は走り、北九州市は対岸でロケットランチャーを並べたて、壇…

【完結しました　文庫一冊サイズで綺麗に大団円！実況タグも絶賛の嵐！】 柳生一族が支配する柳生バースの暗黒現代日本を舞台に、 死都・町田を舞台に柳生十兵衛と町田に住む変人軍団が壮絶…

カクヨム2020夏物語コンテストのSF・ミステリー小説部門で特別賞をいただきました。ありがとうございました。 クローンとAI技術を迎えた2020年。 大昔に逝去した文化人の遺伝…

カクヨムで読んだ小説の書評を書き溜めます。 （・「書評、書きます。（あなたの作品の）」 という自主企画に投稿いただいた作品の書評を書いてます。 第二回募集締め切りました。 h…

　何本小説を書いてみても、いつまで経っても小説の書き方というのがさっぱり分かりません。 　自分なりに毎回テーマやコンセプトを定めて、様々なアプローチを試みてはいるものの「こ…

レーモン・クノーの『文体練習』に触発されたと思しき伊坂幸太郎の『合コンの話』（新潮文庫版）に触発されて、あらすじから作文する方法を試してみたくなる。 ついでに、誰かの役に立つとい…

『境界の扉』。 今年の文化祭の部誌に載せる題材として、新入生の石田拓郎が選んだもの。 聞いたこともないネタに首をかしげる高畑と浦。 聞いたこともないネタに激昂する先輩、石田孝之。…

　魔法士アキムは結論を迫られていた。上空に浮かぶ「影の王」の輪郭――真球の姿をした巨体、圧倒的殺戮能力を有する人類の宿敵は、かつての厄災から100年の眠りについていた。 　目覚…

以下は、とある大山椒魚の著せしものである。編集するにあたり、全文を人語(日本語)に改めた。

人類史上初の自動物語生成ソフト「書詠(かくよ)フミ」。ノベロイドと呼ばれる彼女が書いた小説はインターネットから日本中に広がり、瞬く間に人間が書く「小説」を凌駕し、結果的に日本文学…

カクヨムって、意外と埋もれてる作品が多い気がする もっと広めたいって作品がたくさんある！なら紹介しようじゃないか！！ 紹介するのは私か気に入ってフォローして読んでる作品&条件を…

よし子ちゃんの家には真田幸村がいます。真田幸村は大きいし、強いし、いいなと思います。 　 　うちには真田幸村はいません。 　恐らく、家には一生、真田幸村はいません。 　ウチは汚…

インドネシアの首都ジャカルタで開店休業中のボクシングジムを経営する老ボクサー、ロニーのところへ、日本で売り出し中のボクサー、薮田から試合の依頼が飛び込んでくる。 とある事情から…

躍動感溢れる戦闘場面を描きたい、血沸き肉躍る熱い攻防を描きたい。だけども武術の心得が無い――そんなあなたへ贈る「小説家のための武術秘伝」です。 使えそうな部分があれば遠慮なく参…

奇想天外な蚊取り和尚と言う人物に翻弄される私の物語

　西暦2800年、宇宙大航海時代。人類がその生活圏を数万光年単位で広げ、 各地に自治を認められた惑星が置かれた時代。中央政府から遠く離れた 第三宙域では海賊が跳梁跋扈し、軍が不正…

「怪獣」……それは20世紀以降、人類全体の天敵。 それが、何処からやって来たのかを未だ証明した者はいない。 ある者は、地球の覇者、と驕っていた人類に対する神からの使者と言う。 …

荒廃した世界。 暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。 恐るべき異形の化け物の前に、命は無残に散る。 ミュータントに攫われた少女は 闇の中で、赤く光る無数の目に囲まれ…

サファリパークに行ったらおばあちゃんが野生化してしまった。 しちゃったんだから、しょうがないでしょう。 サファリパークで突如野生化したおばあちゃん それはただの温泉効果か？ そ…

時は現代。所は東京都板橋区の外れ。 ある朝目を覚ました「俺」は自分が身長50メートルの巨大怪獣に変身していることに気付く。 ごく平凡な人間としての自意識を持つ「俺」は、自衛隊の攻…

タイトルそのまんまのエッセイ――の、跡地（笑） カクヨムに限らず好きなものを「好き！」と叫び、創作を楽しむために色々と考えたりするエッセイでした！　 創作が好きです。全力で楽…

　いたいけな少女を好き放題に嬲り尽くした挙句に生かしたままでリリースしたら、それは残虐な復讐をされるのも必定……ッ！　怨敵にブチ当たるまで、この世の邪悪を手当たり次第に殺して殺し…

此処は人間、魔物、亜人……様々な種族が暮らし、諍いの絶えない世界・アスラガルド。 その世界の辺境に浮かぶ小さな島に、ぽよぽよした生き物『スライムさん』が暮らしていました。ある日、…

滅亡に瀕した世界を救ったのは、鋼鉄の戦士たちだった。 彼らの名は、戎装騎士（ストラティオテス）。 まばゆく彩られた異形の身体に宿るのは、人智を超えた凄まじい力――そして、人とおな…

人の死について回る、悲しみや憎しみ、そして恨み。 それを、拾い上げる一人の男。 彼が持つ裏の顔は、復讐代行屋ルーシー。 ときに依頼を受け、ときに自ら人の恨みを買い、それを晴らす…