お婆さんの弔いは、お姫様であるかのように丁重なものでした。――誰も、お婆さんの恨みをかって戻ってきて欲しくなかったから。けれど、私の目にはうつる時がある。お婆さんが、少しずつ、壊れた、ぶざまな格好で――けれど、村へと戻って来るのが⋯⋯。きっと、湿った土と、骸の臭いがする、なんとも厭な情念のたちこめる怪奇掌編。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(119文字)
山の中の村の葬式、埋葬。いまはもうそうでもないのかもしれませんが、戦後の昭和、まだ地域によって葬式のやり方がいろいろあって、そういう葬式に出た大人から聞かされたはなしを思い出しました。だから、このおはなし、リアルにひびいてきましたね。
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